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SNSの母数ってそんなに大事?

文章で成果を出すサービス・ホギコト代表責任者、Webマーケター・コピーライターの日野成美です。

前回のnoteはこちら

今日はみんな大好き!SNSマーケティングで話題になる
SNSのフォロワー=母数
について語ろうと思います。

母数ってそんなに必要か?フォロワー数だけ多くても意味なくないか!?
そんな雄叫びに答える!

ホギコトのnoteはPRを含みます


前提。母数=お客様ではない

プロのSNSマーケターなら誰もが知っていることですが、スキ・いいねを絨毯爆撃すると返報性の原理によってこちらの投稿にもいいねやフォロワーが増加します。


そんな形で相互フォロワーを増やしたとしても。
御社に興味を持ってくれるかは別問題。

なんぼ競合他社アカウントをフォロバ合戦で母数に増やしたって、競合他社はお客様ではない。

プロのSNSマーケターは必ず「ペルソナ(想定読者像)」資料を作成し、ユーザーニーズの仮説を立案。ジョブごとにお役立ち投稿を作成することで、確実に読まれる・興味を引くアカウントに育てていきます。

さらにどんな状況でも、お客様はニーズがない限りは買わない。
母数を獲得しても、CV(お問い合わせ)にならなければ意味がない。


母数ばかり多くても、購買につながるわけではないということはそういうことです。
できればフォロワー数ではなく、CVRが多いかどうかでSNSへの投資対効果を図りたいもの。


まあしかし、フォロワー数も大切です。
なぜならどのチャネルでも購買CVR(お問い合わせ率)平均は1%が目安。

100人候補がいたら1人買ってもらったらお祭り!というイメージですね。

ホットなターゲットをフォロワー数という形で確保できていると、なにか販売するにあたって成果が出やすくなるのです。
インフルエンサーマーケティングだと、最低でも収益化には10,000フォロワーと言われますね。気の遠くなるような数字ですが、地道に投稿を続けていいね・フォロー爆撃を続ければ可能な数。


どこまでSNSを通してユーザーとのあいだに信用を構築できているかが、収益化への分かれ道です。

人はSNSに買いに来ているわけではない

SNSで売ろうとすると嫌われる。
これはもう、SNSマーケティングの常識です。

SNSマーケティングをやろうとして失敗する企業アカウントは、だいたいこんな感じ。

  • うちの商品はすごいよ!自社自慢を繰り返す

  • お買い得情報をとめどなく流し続ける

  • 担当者の雑談ばかりで、内容に一貫性がない

やめろーーーッッ!巨人の群れに立体機動装置なしで突っ込むようなもんだぞ!ふつうに死ぬ!!

いいですか、SNSはどの媒体よりもユーザーファーストが求められる。
お客様へのお役立ち情報を発信し、お客様に寄りそうアカウントだけが生き残ります。キングジム公式様とかソニー公式様とかあのへんね!


だいたいSNSはボーッとながめて、おもしれー言い回しの投稿とか役に立つポストとか、かわいい犬の写真とかにニヨニヨしたいために使用されるもの。
今すぐ買わせたいなら買うつもりでお客様が来るECサイトに注力しろ!

たしかに参加者限定クーポンやリポストキャンペーンなど、購買につなげられるSNS施策はあります。

しかしそれは「スキマ時間にたまたまおトクになる」というベネフィットがユーザーに与えられる場合にのみ有効!たのしいから人はキャンペーンに参加するものであって、「いかに楽しんでもらえるか」企画立案にSNSマーケターは命かけてる!


さらにBtoB商材の場合、SNS経由での直受注はほぼ絶望的です。

理由は、稟議。
10万円以上の商品・サービスor広報・マーケティング・PR・経営に関わるものは確実に社内稟議にかけられるという慣習があるため、DMで営業かけてリードまではとれてもその先が難しいのです。

なのでBtoB企業が運営するアカウントというのは主に3パターンに分けられます。

  • 告知アカウント

  • 自社商品PRアカウント

  • お役立ち情報発信アカウント

ちなみにホギコトのXは現在、告知アカウントとして機能。noteの更新履歴がわかるよ!

さらにSNSはユーザー(お客様)にとって、競合他社と比較選択の上である指標となります。

「この企業(お店)、今もやってるのかな」
毎日更新でなくても、週2〜3日定期的に更新していることで、事業としてアクティブであるという証明がされるのです。
SNSが更新されていないだけで「コロナで営業やめちゃったのかも」と他店に流れたりする!ガッテム!

企業や事業者のSNSは、存在して生きていることに意味がある。

なんのためにSNSマーケティングをするのか?

SNSマーケティングは本当にエキサイティングです。
ファンとつながれるし、ダイレクトなフィードバックを得ることもできる。

SNSを、どう活用するか。
私はSNSのすばらしい点は「コメント」によるフィードバック獲得や、「リポスト」の拡散力だと思います。


noteをやっていても一番心躍るのは、コメントで読者様から感想をいただけたとき。
お客様・読者と双方向にコミュニケーションをとれる。

どれだけフォロワーを増やしても、1件もコメントがこないアカウントと
100フォロワー程度でも毎週のようにコメントがくるアカウントなら
後者のほうがマーケティングデータとしても有用なわけです。

SNSマーケティングを本格化するにあたっては、どのSNSを選ぶかも重要です。

たとえばX(Twitter)は企業も個人も入り乱れて活動するフィールド。

Instagramは消費者〜個人事業主が活躍できるフェーズ。インスタ映え・フォトジェニックな商品をアプローチしたいなら間違いなくここをおさえておきたいですし、飲食店や美容関係もパイが多く狙い目です。

Facebookはやや落ち目と言われていますが、いまだにビジネス利用する40〜50代が多いため、BtoB商材でも比較的有効でしょう。


どこに、自社のお客様がいるか?
人材採用に注力したいなら、もしかしたら効果的なSNSはLinkedInやWantedlyかもしれない。


数だけでは意味がない。
そのフォロワーは、自社のお客様で占められているのか?


たとえバズらなくても。
お客様から「御社のX、いつも楽しみでみています」「インスタのお役立ち情報、フォローしてて毎日楽しみです!」という声がいただけていたなら。


それはもう、SNSマーケティングで必要な「企業と顧客の信頼関係を築く」という目的を立派に果たせているのではないでしょうか。

数がすべてじゃないけど、数も大事。
それよりも、なんのためにSNSを使っているかのほうが大事。

このアカウントは、お客様のほうを向いているか?
数字のむこうには人がいるから、それを追求した先にきっと答えがあると思うのです。


お読みいただき、ありがとうございました!


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