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考えごと日記 その29 「 ” 第二次世界大戦∶最前線より “ を観ながら考える」

エピソード6まですべて観了ッ。カラー化というのは想像以上に感情移入してしまう。白黒だとはるか遠いむかしの出来事に感じて、心のどこかで人ごとのように思ってしまうところがある。

ところがカラーだとめっちゃ身近に感じて、しかも自分の子どものころの出来事のような錯覚におちいる。とりわけ終戦のエピソード6 は涙してしまった。ま、いつもながら酒がはいってたこともあるかもしれないが。

本動画はイギリス制作なので多少欧米よりではあるが、なるべく中立の視点で制作しようとしてることがうかがえる。なるべくね。ノルマンディー上陸をへんに美化することもなく、ベルリン制圧はソ連によるものだとしっかり描かれているからである。

日本はどうしても太平洋戦争ばかりに焦点をあてがちだが、世界からみたらドイツと日本は同盟国どうし、当たり前のことだがドイツと同じくくりになる。勝てば官軍、負ければ賊で、日本にも言い分はあるかもしれないが、しょせん世界からみたら賊国となるんだな、と再認識する。

こんなことを言うと売国奴と言われそうだが、世界全体の戦争の流れでみたらアメリカのいう「原爆が戦争を終わらせた」というのもわからなくもない。このへんは非常にデリケートなところだが、しかし戦争犠牲者はなにも日本(広島長崎)だけではない。

世界中で信じられないような残虐行為が繰りかえされ、各国ともたいへんな数の犠牲者をだしている。ソ連、ドイツ、そしてこの二国に挟まれホロコーストの舞台にもなったポーランドは日本よりはるかに多い犠牲者を出している。

とはいえ、これだけは確かである。兵士をふくむ世界中の人びとが、戦争なんか行きたくない、戦争がはやく終ってほしい、と願っていたのだ。戦争は人類の愚かさの極みであり、ホモ・サピエンスの悲しき習性でもある。行きたくない、やりたくないと思っていても、いざそのような状況になるとやってしまうのがホモ・サピエンスなのだ。

神風特攻隊のシーンは涙してしもうたよ。敵戦艦に突っこむも当たらなくて海に突っこみ、米軍兵士に救助された若い日本兵が動画で語っている。突っこむときは生まれてからのことが走馬灯のように脳裏を駆け巡ったそう。そして最後は母親。母親の顔を思い浮かべて突っ込んだそうだ。むむ、母強しなんだなぁ。

で、家族もちであればおそらく最後は子どもだろうか。息子であれば、あとを頼むッ。娘であれば、幸せになれッ。……いやなんか思い出したらまた涙してきたわ。酒飲みすぎだろか。酔っぱらってしもたわ。あした起きて本文読んで恥ずかしくなったら消すかも〜


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