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「人事こそパンツを先に脱げ論」について

こんばんは"ほいける"ことCRAZYの吉田勇佑です。

CRAZY人事4年を終えて、現在はCRAZY WEDDINGの新ブランド
IWAI OMOTESANDOの立ち上げに奮闘しております。

そんな、人事を引退した僕ですが、先日こんな記事が世の中に出ました。

「ほぼ0円」「採用」の2ワードで検索すると、
検索のトップに出てきます。(そりゃそう・・・)

※図解の一部を掲載



この記事に対して、大変有り難い事に、尊敬する人事の方々や経営者の方からも、嬉しい声と共にフィードバックを頂く事が出来ました。

自身にとっても、4年間を棚卸しする素晴らしい機会でした。

そして、人事を引退したにも関わらず、今回以下のような面白い企画に関わらせて頂くこととなりました。

ここまで短い時間でしたが、CRAZYという組織において。また29年間の人生の中でも多くの組織・人に向き合ってきた者として、何か残せたらと思い、満を持してのnoteをスタートしてみます。

とはいえ、そうそうたる方々が、クオリティ高い記事をあげてくださっているので。僕は気楽に、自身が実践を通じて積み上げた経験値を、自分なりの視点で科学してみたいと思います。


その科学した現象に、「◯◯論」や「◯◯問題」と、勝手に名前をつけながら、僕自身も、思考を整理していくnoteにしてみます。

そんな「ほいけるnote」の第一弾が【人事こそパンツを先に脱げ論】です。

前回の人事記事を経て、各所から以下のようなお問い合わせを頂きました。

・面談って、普段何を意識して、どのように進めているのか?
・相手の事を知る、相手に刺さる話ってどのようにするのか?
・実際、転職する気持ちが少ない相手の心をどうやって動かすのか?

これらの「問い」に少しでも答えられるよう、僕自身がオープンな対話を行う為に心がけてることを、整理してみようと思います。

そもそも採用面談の構造って・・・
「面接官 ↔ 求職者」になりやすい。

面接官と求職者モードで話さない。それが、まず最初に大事な事です。
常に、前提を変える事。

当然、相手の事を知りたいし、仕事経験も人間性も分析したい。
そして、採用したいと思う人には、仕事や組織の魅力も伝えたい。


・・・ただ、相手の事を見極めたい、口説くために「聞きまくる」よりも先に、この人になら、自分の大事な話も、オープンにしてみたい。

って思って頂けるか?が大切です。

相手を知ろう!(裸にしよう)と思うからこそ、
あなた"も"「適切なプロセスで裸になる」ことが大事だと思います。

【人事こそパンツを先に脱げ論】の難しさ


ただ、このバランスが難しい。。
よし!!まずは僕からオープンになることだ!!と思っても。。

突然「丸裸の吉田」が出てきたら焦るだけですよねw
というか、ひきますよね。・・・僕なら帰ります。

だから、
①適切なタイミングで脱ぐ(または脱がしてもらう)
②相手にとって、気持ちよい形で脱がせていく

ことがポイントだと思うのです。

この「タイミング」や「自信を持って脱ぐための前提」について、
3つのポイントにまとめてみました。


互いに裸になる為のポイント①
面談で僕はどのように脱ぐか?脱がせるか?

イメージしやすいように、実際の面談での流れをまとめてみました。

<パンツを脱ぐまでの5ステップ>

1)人間として繋がる事を心がける
└面接と関係ない話をする
└共通項を見つける
└相手の素敵な所を発見し、カジュアルに伝える

2)今日の場の前提を伝える
└今日の場の目的は明確に伝える(いわゆる面接にしない)
└いきなりエッ◯しようとは言わない。安心してもらう。

3)今のシチュエーションや考えてる事を確認する
└ここは採用面談の場なのか、全く関係ないのかにもよる
└脱ぐ前には、相手の状況を正しくインプットしておく(脱ぎ損しない)

4)話を深掘りながら、話題を広げていく
└基本は前半、相手の声を「聞く」に徹する事が大事
└聞きまくるのみではなく、共感点は伝えたり、自分の観点も伝える

→ここまで20分ぐらい時間を使うかも知れません。

5)相手の状況を感じながら、自分の事もさらけ出していく
相手が安心して、色々な話をしはじめてくれた段階で、更に深いゾーンにいけるよう、相手の話と呼応する形で自分の話もシンプルで、でもおもしろく伝えていきます。(基本、笑いの絶えない場にすることは、とっても大事な事です)

→基本的にはこのプロセスを繰り返していく。

すると、螺旋状にドンドンと話が深まり、最後はお互いパンツだけの状態となる。そこからは、先にあなたが裸になって、自身の過去や今の仕事の葛藤。それでも向かっている夢や、やりたいこと、組織のビジョンを、熱量込めて伝えていく。丸裸で。

互いに裸になる為のポイント②
自分がいつでも裸になれる準備をしてく

自分が裸になる。ということはすなわち。自分の思考を、自信を持って語れるレベルで整理しておくことだと思います。

採用面談って、相手の(仕事)人生を扱う尊い行為だと僕は思っています。

それを最前線で行う人事やリクルーターが、自分の人生を扱えてなかったら、実は結構ヤバイと思うんです。相手の仕事や人生を、ヒアリングする資格が無いと、僕は思ってしまったりします。

・自分ってどんな人間なのか?
・何が好きで、何に豊かさを感じるのか?
・なぜ働いているのか?
・なぜ今の会社にいるのだろうか?何を成したいのか?
・人生の課題は何か、何に挑戦しているのか?


これらの事を、しっかりと思考しているからこそ、
相手が語るよりも、更に一段深いゾーンで物事を捉えて話す事が出来る。

結果、相手もそのゾーンに吸い寄せられるように
どんどんと深い話をしてくれます。気づいたら、互いに裸に。
その体験こそが、他に無い格別な刺激となるのです。
(だから、もっと話したいと思ってもらえる)

・・・長くなってしまいましたが、ラストに。

互いに裸になる為のポイント③
「実践的訓練」を大量に積む事


オープンな関係性を築き、相手を知り、相手の心を動かす面談を行う前提として。とにもかくにも「経験値」は、たくさん積まないと難しいです。

最低でも、年間1,000名と対話することをお薦めします。

つまり、採用面談以外も、全ての対話機会が実践的訓練。
社内外共に、はじめましての出会いや再会がある度に、この流れを意識して、実践してみてください。

じゃあ、お前は一体どんな人間なの?
って話は、また次回に。。!

・戦争経験者の祖父に「世界平和」を語ってもらった幼少期
・周りの目を圧倒的に気にする幼少期を過ごした母の話
・アクティブ過ぎてWantedlyから弊社にエントリーした父の話
・高校時代はバスケ部キャプテンだけどベンチだった話
・大学時代は意識高い系で最後はTwitter炎上した話
・大学受験時代に出会った女性と結婚した話
・人事卒業と同時に会社の卒業考えて、IWAIの挑戦を選んだ話

真面目なことから楽しい事まで、色々ありますが。

このあたりは長くなりすぎるので次回に。
読みにくい文面だったかと思いますが、FB頂ければと思います。

10年以上の付き合いになる、奥さんとの写真です。
おやすみなさい。





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