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全体共有④(ワールドカフェの活用)

会議や園内研修で、4〜5名の小グループに分かれて対話を行った後、全体共有をする方法として次に紹介するのは、ワールドカフェの活用です。

ワールドカフェは、「多様な物の見方をつなげて、皆で発見したことを収穫し共有する」対話手法です。
4〜6名で複数の小グループに分かれて、テーブルを囲みファシリテーターから投げかけられた「問い」について対話します。
テーブルには模造紙と色マジックが置かれており、模造紙は、話し合いの経過がわかるように、参加者は気になったキーワードなどを言葉や絵で記入します。

また、テーブルごとに、トーキングオブジェクト(小さな人形など)を置き、発言者はトーキングオブジェクトを持って発言します。
発言する人が偏るなどを回避することができます。

こうして、15〜20分程度の小グループでの話し合いを3ラウンド続けます。
ラウンドが終わる際、テーブルに残るホスト役を1名決め、ほかの人は別のテーブルに移動します。次のラウンドの開始時には、テーブルに残ったホスト役が模造紙を示しながらこれまでの対話の概要を説明してから、ファシリテーターからの新しい「問い」についての話し合いを始めます。

あらたに座った参加者は、目の前の模造紙にまた言葉や絵を自由に書き足していきます。
3ラウンドが終わったら、最初のテーブルに戻り学びや気づきをシェアします。

ワールドカフェのように、グループのメンバーを複数回入れ替えるような話し合いをすることで、全体共有の時間を別に確保する必要がなくなります。

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