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補助金・助成金のメリットとデメリットとは??

補助金のメリット

①補助金にはさまざまな種類がある

助成金と比べて、補助金にはさまざまな種類があります。そのため自社の事業内容に合ったものを見つけやすいのがメリットです。

審査に関しては厳しく実施されるケースがほとんどですが、申請できる種類が多いため、万が一不採択となっても何度でも挑戦することが可能です。

また、公募受付が終了しても新たに追加募集するケースも少なくありません。種類が多く、自社にピッタリの制度を見つけやすいのが特徴の一つなので、活用する企業は年々増えています。

②支給額の大きさ

補助金と助成金の支給額は支給する団体や政策によっても異なります。そのため、一概に補助金の方が受け取れる金額が大きいと限りません。

しかし、規模が大きい事業再構築補助金ものづくり補助金などは、数千万円から億単位が支給されることも珍しくないのです。

事業に活用できる資金を調達したいと考えているなら補助金を活用した方が得られるメリットは大きいでしょう。

③対象経費の範囲が大きい

補助金は対象となる経費の範囲が広いのも特徴です。具体的には設備や教育研修、建物、広告宣伝費などが対象となるものも存在しています。

対象経費の範囲が広いとそれだけ事業の拡大に役立てられたり、自社負担を大きく減らせたりするため、事業者にとってはメリットが大きい制度の一つと言えます。

補助金のデメリット

①審査を通過するのが難しい

補助金は資料を作成し、提出するだけで支給されるものではありません。審査が実施され、それに採択された事業者だけが受け取ることが可能です。

実際に手間をかけて書類等を準備したにも関わらず、なかなか採択されない事業者も多数存在しています。

特に初めて申請をする事業者にとっては難易度が高く、専門的知識を持っていないと通過するのは至難の業でしょう。

しかし、補助金は必ずしも自社で申請しなければならないわけではありません。採択されるためには認定支援機関の力を借りる企業も多数存在していますので、自信がなければ外部機関からの力を借りるのもおすすめです。

実際に補助金では申請代行などが認められていますので、「負担が大きすぎる」「なかなか審査に通過できない」とお悩みの事業者は活用について検討してみてください。

補助金オフィスでは補助金申請のトータルサポートを実施していますこちらからお気軽にお問い合わせください!

②公募期間がすぐ終了してしまうことも

補助金には公募期間が設けられています。制度の種類によって公募期間は異なりますが、中には1ヶ月程度で終了してしまうものもあるなど短期的な公募のみで終了してしまうことも少なくありません。

もし募集が終了してしまうと、その制度は利用することができないため、活用を検討している事業者は常にチェックしておく必要があります。

また、公募期間が短いものは提出書類等を早急に準備する必要もあるため、事業者にとっては負担が大きくなることもあります。

③補助金はすぐに受け取れない

補助金の活用でよく誤解されるケースは、採択されたらすぐにお金が振り込まれると思われていることです。原則として「後払い」であるため、今すぐ資金を調達したい場合には注意が必要です。

補助金は採択がされてから必要なお金は自社で用意し、立て替える必要があります。後日精算する流れとなりますので、まずは融資などを受けて資金を調達しなければなりません。

確かにすぐにお金を受け取れないことはデメリットとなりますが、基本的に融資を受ける場合も一時的なものであり、補助金が振り込まれたらすぐに返済できます。

融資と聞くと負担が大きいイメージがありますが、補助金を活用できればその負担は大幅に軽減できるため、すぐに資金調達をしたい場合を除いてそれほど大きなデメリットではありません。

助成金のメリット

①雇用関係の改善にはおすすめ

助成金にもさまざまな種類がありますが、その中でも最も多いのが雇用関係の制度です。例えば、人材確保等に活用できる助成金なら、研修制度やメンター制度を整えることで社員のスキルアップを目指せる環境を整えることも可能です。

また、会社の制度が整うことによって、従業員満足度の向上につなげることも可能になります。このように、雇用関係における制度をお探しの場合は、助成金の活用がおすすめと言えるでしょう。

②条件を満たしていればほとんどのケースで支給される

助成金にはそれぞれ条件があり、それを満たした事業者のみが活用できます。大前提として条件を満たす必要がありますが、支給要件を満たしていればほとんどの事業者が受給することができるでしょう。

補助金のように採択されなければ受け取れない制度ではないため、要件を満たしており、確実に受給できるものをお探しなら助成金の活用もおすすめです。

助成金のデメリット

①会社としての負担が増える

助成金は、条件をクリアするためにやらなければならないことがたくさんあります。条件は助成金の種類によって異なりますが、例えば研修制度を必ず行わなければならない条件なら、研修制度を整えるための費用や業務負担が大きくなります。

また、今までの就業規則を大きく変えることも会社としては大きな決断となります。助成金を受け取りたいといった気持ちだけで利用してしまうと負担が大きくなり、後悔をすることにもつながるため注意が必要です。

利用する際には社内にひずみが生じないよう、会社の実情に合っているか確認してからが無難でしょう。

②導入した制度は簡単に廃止できない

助成金を受け取るためには、新しい制度を導入しなければならないケースも多いです。もし導入をして、「負担が大きければ制度を廃止すればいい」と考える事業者もいるかと思いますが、新しい制度を導入すると簡単には廃止できません。

なぜなら助成金の支給条件となる内容は、労働者にとってメリットのあることだからです。もしすぐに廃止するとなれば、従業員のモチベーションが下がる要因となります。

そのため、活用を検討している事業者は、新しい制度を導入しても事業に影響を与えないか総合的に判断をしてから申請することをおすすめします。

まとめ

今回は補助金と助成金それぞれのメリットとデメリットについて紹介しました。活用を検討している事業者は、2つの内容を比較しながらどちらが事業にとってプラスか考える必要があります。

補助金は採択されなければ利用できない制度ですが、採択されれば事業に活用しやすい資金を調達できます。
一方、助成金は雇用関係の支援が充実しており、申請すれば受け取れるお金ですが、条件が厳しいこともあり、助成金を受け取る目的のためだけに活用するのはおすすめできません。

このように、何を目的としているのかによってどちらを選択すべきかが異なるため、補助金や助成金の活用を検討している事業者さんは慎重に選びましょう!


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