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親子経営は悪?

ビックモーターの一連の事件から、
【親子経営】【非上場企業】は良くないイメージがついていますよね。

今回その辺り考えていきたいと思います。

弊社も親子経営、ファミリー経営です。
創業家があり、経営方針の最終決定は、創業家が決めます。

そのため、第三者的な意見は確かに入りにくいかもしれません。
理不尽なことも起きやすいと思います。

しかし、【サラリーマン社長】【上場企業】が良いのでしょうか?

仮に【上場企業】の場合、すべては株主が優先されます。
そのため、【サラリーマン社長】も株主が求める成果に対して答えます。

また、サラリーマン社長には、社長の席についているときに、業績等に連動して報酬がもらえます。
任期は長くても5年2期の10年でしょう。

そのため、その任期の間は業績を上げ続ける必要があります。

逆に言えば、その任期以外は、あまり関係ないのです。

すると、どんなことが起きるでしょうか?

時間がかかる問題は先送りにし、業績が上がりやすいところ、表面的に取り繕う仕事を行いやすくなります。

これは社長がどうとかではなく、そのようにインセンティブが働く仕組みになっているので致し方ないでしょう。

では、【親子経営】【非上場企業】はどうでしょうか?

まず、弊社でもそうですが、ある一定規模の資産がある会社であれば、会社を子供へ引き継ぎたいと考えます。

子供に引き継ぐには、最低限20年30年は続く会社でなくてはいけません。

そのため、短期で成果を出すだけでなく、長期的な視点が生まれます。
面倒な問題でも先送りすることは少なく、良くする努力をされると思います。

この点サラリーマン社長とは全く違います。

これらの点から考えると、【親子経営】【非上場企業】も悪くないのではないでしょうか?

もちろんリスクもあります。
それは、無能の社長が生まれる可能性。

創業家に生まれたばかりに、無条件で社長になることも少なくありません。

働く社員によっては、ガチャ状態といってもよいでしょう。

私はどっちもどっちだと思います。
メリットもあれば、デメリットもある。

個人的には、創業家、社長が色んな意味で優秀なら【親子経営】【非上場企業】が好きですね。

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