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自宅で最期を迎えたいけど、田舎は難しい?

2021年人口動態調査では、実際に自宅で亡くなる方の割合は17%であり、66%の方は病院で亡くなっております。
自宅で亡くなりたいと希望される方が半数以上の中、このギャップはなぜでしょうか?

都道府県で在宅看取り率の割合が違う。


特に東京大阪などでは18%を超える一方で、九州は一桁%と低くなっている。
大きな理由は、在宅サービス事業所の数が違うところです。

例えば、弊社がある愛知県でも、名古屋市(65歳以上高齢者人口574,039人 (25.0%))は、在宅クリニックが毎年10件程度新設され、R5.6月現在訪問診療が可能なクリニックは295件となっています。
https://zaitakukaigo.nagoya/shigen

それに比べ、愛知県の知多半島にある武豊町(65歳以上高齢者人口10,920人(25.2%))。は、訪問診療を行っているクリニックは町内に3つほど。

人口当たり名古屋市の方が1.8倍程度訪問診療を行っているクリニックが多い状況です。

また訪問看護ステーションも名古屋市では24時間対応する訪問看護がほとんどですが、武豊町では、弊社合わせて2か所となっており、ご自宅での看取り環境としては、充実していると到底言い難い状況です。

今後さらに地域差が拡大してくると思います。
田舎の自宅で最期を迎えることが出来ない日も近いかもしれません。

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