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親と同居している独身女性のライフプランの作り方【まとめ】

親と同居している独身女性の方限定の記事となります。同居していると、親の介護や面倒などをみないといけなくなるので、自分だけではなく、親のライフプランも頭に入れておかないといけません。

この記事を読むと、ライフプランの作り方、気を付けること、その回避方法などが一通りわかるようになっています。

ライフプランを作るメリット

まずはライフプランを作るメリットから解説します。

将来の収支、ライフイベントがわかる

ライフプランというのは、将来お金が足りなくならないか?
病気や介護などの万が一の場合はどうなるのか?

という点を明らかにするものです。

例えば、80歳くらいで介護が必要になって、施設に入るとしたらいくらくらいかかるか?を試算してそのための備えを計画し実行するというものです。

また、女性の平均寿命90歳まで生きるとしたら、年金収入がいくらで、生活費がいくらで、収支はどうなっていくのか?マイナスであればいくら貯蓄しておく必要があるかをシミュレーションできます。

親の介護の場合のシミュレーション

同居している方にとって、切っても切り離せないのが親の介護問題。もし介護が必要になれば、同居家族が必然的に面倒を見ることになると思います。

ライフプランを作ることで、介護になった場合、どのくらいの費用がかかるのか?社会保障制度でまかなえるものは何か?不足分は親の貯蓄や年金からカバーできるか?できなければどうすればいいか?

などの不安を洗い出し、対策をうつことができます。


ライフプランを作るコツ

ライフプラン作りにはコツがあります。このポイントを抑えることでより具体的なライフプランを作成でき、よくある失敗を回避することができます。

自分の価値観や目標を明確に

自分の大切にしていることは何か?どんな人生を送りたいかを考えてみましょう。
目標が明確になると、優先順位をつけることができます。人生には限られた時間とリソースしかありませんので、自分の本当に大切なことに焦点を当てることが重要です。

現状を把握する

収支や資産を把握することで、現実的な目標設定が可能になります。例えば、老後資金に2000万円を貯蓄したいという目標があったとすると、現実的な数字で設定ができます。

将来のライフスタイルをイメージする

自分の大切にしていること、どんな人生を送りたいかをベースにライフスタイルをイメージしましょう。

例えば、海が見える場所で余生を過ごしたいのであれば、住まいや生活スタイルなどもイメージできてきます。

具体的な目標を立てる

イメージが出来たら具体的な目標を立てましょう。

例えば、引っ越しをするのか?どのくらいお金が必要なのか?生活費はどのくらいかかるのか?収入はどうするのか?

などと具体的な課題が見え、目標を立てやすくなります。

もしかしたら、今の仕事のほかに副業が必要と気づいたり、ライフプランが変わっても柔軟な働き方ができるスキルや働き方が見つかるかもしれません。

計画を実行

目標を立てたら、計画を実行します。

例えば、10年以内に引っ越し費用で500万円必要であれば、毎年50万円貯蓄する必要があります。

そのために、節約するのか?副業などで収入を増やすのか?など具体的な計画を行動に移しましょう。

定期的に見直す

立てた目標や計画を定期的に見直すことも重要です。なぜなら社会保障制度が変わったり、物価の値上がり、自分の価値観の変化などで目標や計画が変わってくるからです。

最低でも2~3年に一度時間をとって、見直ししましょう。

注意点やリスク、その回避方法など

ライフプラン作成時の注意点やリスク、その回避方法も解説します。

一人で立てないこと

親と同居している人は、親のライフプランも考えておかなければいけません。そこで、親の意見も取り入れたライフプランを作っておかないと、いざという時に意味がないライフプランになっていしまいます。

例えば、親が介護状態になって、子供は施設介護にしようと考えていたのに、親は自宅介護を望んだとします。その結果、子供の負担が増え、介護離職してしまうといったこともありえます。

柔軟に対応できること

ライフプランを作るうえで、柔軟性を持たせることが大切です。

例えば、家計簿のように一円単位で10年後の運用成績を予想しようとしても不可能なように、ガチガチに固めると何かあった時にライフプランがもろくも崩れてしまいます。

都合のいいライフプランを作らない

投資信託で毎年10%の運用成績が出るという前提、病気にならないから生命保険は不要などといった自分にとって都合のいいライフプランはつくらないということが大切です。

また、毎月20万円運用に回そうなどと、老後にお金を回して今の生活を楽しめないといったこともあるので、バランスのいいライフプランを作ることが大切です。

回避方法、FPに相談する

上記の回避方法として、専門家であるFPに相談しましょう。自分で作ったライフプランをプロの目線でチェックしてもらい、抜け落ちていることがないか?もっと効果的な方法がないか?などもアドバイスしてもらいましょう。

ライフプラン作る手順、必要なもの

ここでは、無料のライフプランシミュレーション使って自分で入力する際の手順を解説します。

必要な書類、情報

  • 現在の年収

  • 世帯の支出

  • 貯蓄額

  • 投資額、成績

  • 生命保険の内容

  • 退職金の有無や金額

  • 年金の概算額

  • 将来のライフスタイル、目標額など

ライフプランを作るうえで、上記のものは必要になります。厳密であればよりいいのですが、ざっくりとでも結構ですのでご準備ください。

ライフプランを作成する

上の情報をもとに、ライフプランを作成しましょう。

初心者でも簡単な無料ソフトのおすすめ

ライフプランシミュレーション Financial Teacher System

Financial Teacher Systemはライフプランシミュレーションソフト制作会社。ライフプラン作成に特化して、プロのFPの利用も多い。

  • 詳細なシミュレーションが出来る

  • グラフもわかりやすく、具体的な数字も

  • 対策実行後のシミュレーション結果も確認できる

    その他のライフプラン作成ソフトはこちらの記事を参考にしてください。


結果と将来の目標とのギャップを確認

結果を見て、将来のライフプランイメージとのギャップを確認しましょう。そしてそのギャップはなぜ生まれているのか?を考えてみましょう。

改善点がないか?改善方法を考える

例えば、老後に1000万円足りないことがわかったら、家計を見直すなど具体的な改善方法を考えて実行しましょう。

  • 節約する

  • 副業する

  • 親に援助を申し出る

などの方法があります。

FPに相談する

自分で作ったシミュレーションをFPにも見てもらいましょう。お金の専門家ならではのプロの視点で問題点を指摘してもらい、改善策のアドバイスもしてもらいましょう。

計画を実行する

ライフプランを作って分析して終わりではあなたの老後は一ミリも変わりません。

例えば、万が一の場合のために保険の相談をするなど具体的な行動に移すことが重要です。

定期的に見直す

社会情勢の変化、年金制度や医療制度の変化、増税、親の状況の変化などさまざまな変化が起こります。

10年前にライフプランを立てて見直していない方、10年経てばコロナも老後2000万円問題も出て来て、いろいろな社会変化がありました。

定期的に見直しておかないと、古い内容で使えないライフプランになってしまいます。

ライフプランを作成するおすすめの方法

自分でライフプランを作るのは、面倒くさい、何から始めたらいいかわからない!という方にはFPに相談する方法をおすすめします。

FPに相談すると、あなたは質問に答えるだけでプロ目線のライフプランが出来上がり、具体的な金融商品のアドバイスももらえます。

FPに相談する上で気を付けること

自分が売りたい商品によせたライフプランになっていないかを注意することがとても大切です。

例えば、保険FPに相談すると、リスクをあおり保険契約につなげるなどのケースもあります。結果無駄な保険に加入するということもあります。

回避する方法としては、複数名のFPに相談して、さまざまなアドバイスを聞いたうえで、自分で最終的な判断をしましょう。

まとめ

親と同居している独身女性のライフプラン作成は将来の不安を取り除く上でとても重要です。老後の年金不足、介護問題などに加え、親の介護や死後のことも考えてライフプランを立てる必要があります。

ライフプランを作るコツは、自分の価値観や目標を明確にイメージして現状をしっかり把握し、そのうえで実現可能な計画を立てることです。計画を立てたらFPなどの専門家に相談し、漏れがないか、改善方法など具体的なアドバイスをもらいましょう。

ライフプランを作るうえでの注意点は、一人で立てないこと、定期的に見直すこと、柔軟に対応できるようにすること、一人よがりの都合のいいライフプランになっていないかという点です。回避する方法としては、FPなどの第三者の目から冷静に見てもらいましょう。

ライフプランを作る手順としては、収入、支出、貯蓄、運用、保険、年金概算などの必要情報を準備しましょう。それからライフプランシミュレーションソフトなどで入力し、分析、改善をしましょう。難しければ最初はFPに作ってもらうなど専門的なアドバイスをもらいながら進めましょう。また、作って終わりではなく、家計改善や投資・保険の見直しなど具体的な行動に落とし込みましょう。さらに2~3年に一度見直すことで社会情勢の変化などに対応できるようにしましょう。

Q&A

Q、ライフプラン作成しようと思っても何から始めたらいいかわからない

まずは、何のためにライフプランを作るかだけでも明確にしましょう。老後の不安を解消したい?万が一の場合のライフプランを作りたい?
それが明確になればまずはFPに相談してみれば、FPがヒアリングしながらライフプランを作成してくれます。

Q、お金がどれくらいかかるか?

自分でライフプランを作成する場合は無料でできます。またFPに頼むとすれば2万円から6万円程度というのが相場のようです。ちなみに、私は今のところ無料で相談に応じております。

Q、時間がどれくらいかかるか?

初めて自分で作る場合は、必要資料を整えるのが結構時間がかかるかもしれません。必要資料に1~2時間、ライフプランを作成するのに1時間程度でしょうか。

FPなどのプロに頼むと、1~2時間のヒアリング後に、FPが作業してくれ初回面談の1週間後に解説と改善策のアドバイスといった流れが一般的です。

よろしければサポートよろしくお願いいたします。いいものを作れるよう活動の糧にします。