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ごはんにのっけるイタリアン㉓    鯖とじゃがいものレモン風味丼

こんにちは!
イタリアといえば、魚料理のイメージでしょうか?
いえいえ、魚料理を食べるのは海岸部です。たった10キロ内陸の町で、魚屋に連れて行ってもらったらそこは冷凍魚の専門店で、
びっくりしたなぁ、もう!(昭和のギャグです 😅)。

庶民の魚料理は青魚。大量にとれたからです。
昔は流通の間に臭いも出たでしょうねぇ、かないませんねぇ。
魚食が海岸部に限られるわけですよねぇ。
そんなことを考えながら、
きょうは青魚の代表格鯖の、水煮缶を使ったスープにもなる料理です。

材料は、鯖の水煮缶にじゃがいもにエリンギ、そしてパセリとオリーブオイルです。塩レモンで味を決め、お醤油で日本に寄せます。

すでにイターリアでニッポーンですね。

では作っていきましょう!

2人分の材料です。

鯖水煮缶1個、じゃがいも1個150g見当、エリンギ一本50g見当、
にんにく1個、塩レモン2~3枚(20~25g)、パセリ茎ごと3本(20g)
醤油小さじ1、オリーブオイル小さじ2、昆布1×5センチを2枚

*ひとつだけ、みんなのおうちにないかもなのが塩レモンです。
皮も食べられる国産レモンを3〜5ミリの薄切りにして、ジップロックに入れ10%の塩と5%の砂糖を混ぜ、冷蔵庫で1週間ほど置きます。そのまま冷凍すると必要な分を取り出して、いつでも使えます。3日目くらいから塩レモンとして使えますが、わたしはもっと味が馴染んだ方が好きなのです。
生レモンよりも味わいが深く、肉や魚を焼いたり煮たり、サラダのドレッシングにも便利です。ぜひお試しください。

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あ!しまった!!写真に昆布ちゃんが入っていません。。。反省っ。

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👉じゃがいもは、男爵系ならば水に濡らしたキッチンペーパーにくるみ、ふわっとラップに包んで600wで3分チンして皮をむきます。粗熱がとれたら串切りにします。
きたあかりは煮る時間から考えると溶けてしまいそうなので、もし使う場合はチンは2分に。煮始めて5分で様子をみてください。
パセリは茎と葉に分けます。
エリンギは長さ3等分にして半分に切ります。手で裂いてもOKです。

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👉鍋に昆布(ここでは写っています)、じゃがいも、鯖、エリンギ、半分に切って芽をとったにんにくを並べ入れます。

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👉ひたひたの水と醤油を入れ、パセリの茎を乗せて、蓋をして中火で水がほぼなくなるまで15分ほど煮ます。水にとけこんだ材料の味が一体となってじゃがいもにしみこみます。いもはいもで、優しいじゃがいもの出汁を出しながら煮えていくのです。

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👇ほぼ15分後です。

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煮汁はじゃがいもにしみこんでいます。塩レモンの効果で生臭さはありません。

スープぽく食べたければ水を入れて温めます。😄

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地味ですねー。きょうはずーっと写真が地味です。
そこで、パセリの葉の登場です!

👉煮ている間に刻みます。フープロなら10秒で出来ます。器に入れてからオリーブオイルと醤油で味付けます。

フープロを洗うのが楽なようにです😁

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👉このパセリを地味な料理に散らします。鍋の中でやっちゃってください。

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なんということでしょう。おしゃれな大人的な一皿ができました。
じゃがいもとパセリのビタミンCがいっぱいです!

上の写真はスープ煮にしあげていますが、
ここはなんていっても、ごはんにのっけるイタリアンです。
水がほぼなくなるまで煮た方をごはんにのっけたらこうなります。

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煮汁をしっかり吸ってほろほろのやわらかさのじゃがいもがごはんと一体となって口の中でほぐれます。そこに弾力のある鯖の身がからみ、ふたつの間の食感のエリンギが、絡みます。そこに、お醤油とオリーブオイルの香りをまとったパセリが味と香りにリズムを作ります。

これはもう、まずかろうはずがありません。
だまされたと思って食べてみてほしい、わたし的には自信の一品です。

イターリアでニッポーンな鯖の水煮缶とじゃがいものレモン風味丼、
よかったら、お試しあれ~。

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