北海道はいよいよ白と灰色で埋め尽くされる季節となりました。
来春まで五ケ月は我慢の季節です。

しかし、自然の力は不思議なもので、白と灰色であった木々に薄い緑が付き始めると、ビデオを高速に切り替えたように見る見る色が鮮明になっていきます。
新緑のころの風景は見ごたえのあるので私は好きです。

四季があるというのは有難いものです。
砂漠地帯に住んでいる人は、毎日カレンダーと睨めっこで、いまが何月なのか分からなくなるといいます。

北海道と本州でも違いがあります。

クロッカスが咲くころにはモクレンに蕾が出てきます。
亜麻が雪の下でしっかり根付いており小さな白い花を咲かせてくれます。

そう思っていると一斉に花々が満開になるのが北海道です。