筒井康隆「旅のラゴス」のレビュー(925字)
筒井康隆の「旅のラゴス」を読んだ。最初に読んだのは10年ほど前、社会人になってしばらくの頃だったが、改めて読み直してのレビューを残しておく。
ストーリーは、ある文明社会が一度滅んで、ラゴスが残された書物から再び社会を発展させるという、漫画のDr. Stone のような話である。
80年台のSF作品であるが、瞬間移動の表現方法が興味深い。
単に別の場所に意識を集中させて移動することは誰でも思いつくが、集団の意識統一や所持品の条件など、かなりのページを割いている。
今でこそ「