衆議院議員会館に呼び出された話。
キッカケはいつも突然です。
ある時、知り合いから謎の連絡が来ました。
「ネット上のコンテンツ正常化推進議員懇話会があるから、
専門家として登壇よろしく～」
心の底から意味分からんなあと思いながらも、
とりあえず「了解です！」と返信しました。
後日詳細を聞いてみると、丁寧に教えてくれました。
「2週間後に衆議院議員会館で、議員さんたちの前でネットコンテンツの
正常化について話したいことを自由に話して！」
「…えと。で、何を話したらいいんですか？」
困惑する私に対して、彼は言いました。
「自由だって！何でもいいよ笑」
この人頭おかしい。私はもうそれ以上質問することを諦めました。
…さて、何を話せばいいのか。
どうやらそもそもこの会は、
これからのネット時代に対してネットコンテンツの正常化に向かい、
国として議員連盟を作って何か対策をしていこう。
その前に専門家達から色んな意見を聞こう。という趣旨らしい。
ネットコンテンツ正常化に対して考えたことなんて人生で1秒もありませんでしたが、
僕も一応、YouTubeやSNS、Web広告の企画を考える身にあるので
これから闇雲に規制をされて面白いものが作れなくなっちゃうような事は
絶対にして欲しくないと思いました。
この思いをどうやったら伝えられるか？
その一点を伝えるためだけにあれこれ考えて作った資料があるので
よかったら見てください。
（僕のパソコンに眠らせているだけなのもむなしくなったので、笑）
プレゼンする相手は国会議員
登壇するにあたりどんなことを意識したかというと、
聞き手となる相手は日本国を背負うお偉いさんです。
ネットコンテンツの正常化。たしかに、ネットの世界はよく荒れている。
それを正常化させるためにはどういうことをすればいいのか？
そんな話をただのクリエイターの観点から話しても
「あ、そうなの大変だね」って感じで絶対に耳に入らないはず。
それが日本という国にどんな影響を与えるか、
皆さん（議員さん）の仕事にもガッツリ影響するんですよ！という話を
絡めないと意見は伝わらないと考えました。
実際の資料がこちらです
（普段自分のことは絶対にクリエイターとは言わないのですが、
今回はあえてクリエイターと名乗ることが大事だと思いました）
ざっと自己紹介がてら会社説明を済ませ、
まず一番最初に今日伝えたいことをドンと伝えました。
僕が今から話すのは、
クリエイター観点からの話ではなく、日本経済についての話です！！！と、冒頭で熱をもって話しました。
20代のクリエイターが言わなさそうな話題を話します！と言うことで、
そのギャップを狙い、そもそもの興味を引き付けることを意図しました。
この辺はただの課題整理ですね。
やはり、現状は乱れまくってます。と
でも、僕が今日ここに立ってる理由は
こんな自明なことを話すためではありません。
僕は次のことを言いたかったのです！
僕は今日、これを伝えに来ました！
規制をしたって絶対にコンテンツは正常化されません！！
力強く言い切りました。
この事実をクリエイターがクリエイターの都合で言っても絶対に響かないと考えました。いわゆる表現の自由が〜とかは、通用しないと。
なので、
僕は規制をすることはクリエイターを苦しめ、日本からエンタメが消えて活気が無くなります！ということを言いに来たのではなく、
規制をすることは日本経済、日本国民を苦しめることになります！
と伝えました。
その理由として、実際に規制の強まった日本独自のコンテンツが弱まっているという事実を述べました。
テレビだけじゃなくてゲームも
日本のお家芸であるアニメも。
さらにそれはコンテンツ業界だけではなく
インバウンドにも悪影響を与え、観光業や飲食業にも影響を与えます！と
大人に対して若者の意見なんてものは通じませんが、
老若男女問わずデータは最強の武器になります。
いかに説得力がある発言が出来るか勝負なので、めちゃくちゃ調べました。
結局何が言いたかったか。ここで改めてまとめです。
意見⇒データ⇒意見。
私が言いたいのは、むやみな規制はクリエイティブ性が～ってことじゃなく
日本経済に悪影響を与えちゃいます！
あなた達の生活にも悪影響です！という
聞き手に当事者意識を持ってもらうことで初めて伝わる。そんな気がします
そんで、どうすんの？
規制をするのではなく、規制を守りたくなるような環境を作りましょう！
国家権力を”規制”に使うのではなく、
”自発性を誘引する環境作り”に使ってください！とお願いしました。
それですべてが解決するとは当然思っていませんが、
これが僕が思う最適解です。と伝えました。
伝わる人に伝わったら嬉しいなという感じですね
今思い出しても、とっても楽しい貴重な会でした。
（ふざけた格好してすみませんでした）
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