自分自身の器に水が足りない状態で
誰かに水を与え続けることは
正直、難しいことかもしれません。

誰がみてもわかりやすく誰かの役に立つように
生きることが大切なのではなくて、
まずは自分自身の器に水を与え続けることが、
自然と器から溢れ出した水を外側の世界に
与え続けることになるんだと思います。

量子場調整で技術を使いながら思う
一つの側面は、ひき算の世界。
禊に近いのかもしれません。

漠然とした不足というものを前提として
何かを埋めていく生き方ではなく

すでに在ることがわからなくなる程
複雑に絡まった囚われや執着や思いこみを
ひき算していく。

その結果、本来の自分が顔を出して
シンプルな自分で、
″今″に居続けることができるようになる。

外側から引っ張ってきて
それをくっつけて、張りぼてみたいに
表層だけを取り繕う必要なんてない。

誰かにみせる為に生きているわけでもないから
″わたしがわたしで生きられるように″

ただ、それだけ。
それほど、シンプルなこと。

ただ、それだけ。
ただ、それだけが故に
そのシンプルさがわからなくなって
どこかの誰かのようになって

人類始まって以来の
本当の自分が何処にいるのか
非常にわかりにくくなっている
昨今なんだと思います。

自分と向き合う時間は決して
容易いものではなく、
その内観する過程をも
外側の世界に向けたものとならないよう。

誰かに発表する事がいつの間にか目的になって
しまい、常に外側の世界を意識しながら日々を過ごしていたなら、本質的な自分を知ることはできない。

あなたは、あなたの為だけに
時間をつかっていいし

あなたは、あなたの為だけに
愛情をかけていい。

自分自身の為に、精一杯
この命を活かして生きようとしたならば
自然と周りに伝播し
その生き様の美しさが伝わり、拡がりをみせ
気づかれていくもの。

お花もきっとそう。
お花は誰かの為に咲いているのではなくて
自分自身の生命のために咲いているのだと。

そんな生命を全力で咲かせている姿や
朽ちていく姿から、たくさんの感性を磨かれ
豊かさを享受させてもらっている。

作為ない美しさ程、
心を動かされることはない。

たくさんの執着から囚われた人間も
そのように、
心を動かされるのだと思います。

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