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40歳、凡人サラリーマンの幸福学

急に1週間休暇が取れると
なったら。

あなたは何をしたいだろうか。
前から行きたかった旅行か。

しばらく会えていなかった
両親に会いに実家に顔を出すか。

なかなか取り組めなかった、
新しい趣味をチャレンジしてみるか。

「突然の1週間の自由を与えられたら」
何をしたいか。


1分だけでも考えてから、この先の
記事を読んでもらうとあなたにとって
有益かもしれない。

さぁ何をしよう

具体的にやりたいことが
浮かんできた人はラッキーだ。

ぜひ1週間でできる範囲で
計画を立ててみよう。
それだけでもワクワクするだろう。

さて今日のテーマは
逆になにもやりたいことが
浮かばない人へのメッセージ
だ。

ただ決して悲観する話ではないので、
安心してこの先を読んでほしい。

やりたいことがないことは幸せなこと

やりたいことがない。
それは新しい願望がないということ。

私もいつものように銭湯に行って
行きつけのラーメン屋と居酒屋に行って
いつものカフェでコーヒーを飲んで、
いつもの休日の延長線上で過ごすだろう。

十分なお金があったとしても、
突然に世界一周旅行を決行することも
ないだろう。

どんな大きなきっかけがあったとしても、
自分の今を変えようとアクションを
起こす気にならない。
それは今の状態に満足していることに
他ならない。

今日はそこに幸せを見出してみないか
というお話。

今の状態に満足することは
悪なのだろうか。
現状維持を目指すことは敵なのだろうか。

現状維持は退化なのか

現状維持バイアスという
言葉がある。

変化することよりも現状を保つほうを
選ぶ意識の傾向性をさす。

我々人類には、
細胞レベルで「一定の状態を保とうとする」
システムが、人には備わっているそうだ。

ビジネスの現場では、
絶えず周囲の変化が
目まぐるしく常に自分たちも
変化を求められる。

現状維持は敵だ。

絶えず成長していないと
取り残されるぞ。

そんな見えない周囲の
ベクトルに焦りを重ねている
若者も少なくないだろう。

現状維持バイアスもそういった
文脈で新しいことにチャレンジする、
コンフォートゾーンを抜け出す意味で
使われていることが多い。

現状維持は敵なのか。
今の状態に満足していることは
幸福ではないのか。
自分の状況を変えたくない
と思うことは、幸せのあるべき姿では
ないのか。

人は常にコンフォートゾーンを
抜けて「新しい場所で戦う」ことが
求められるのだろうか。

超一流は「満足」を知っている

言わずと知れた超一流アスリート
イチロー。

彼が2013年に4,000本安打を達成した
ときのコメントが印象的だ。

「他の選手はどこかで満足している。
イチローさんはない?」という
質問への回答が下記だ。
少し長いが引用させてほしい。

「いえいえいえ、
僕満足いっぱいしてますからね、
今日だってもの凄い満足してるし、
いやそれを重ねないと僕は駄目だ
と思うんですよね。
満足したらそれで終わりだと言いますが、
とても弱い人の発想ですよね。

僕は満足を重ねないと次が生まれないと思っているので、もの凄いちっちゃい事でも満足するし、達成感も時には感じるし、でもそれを感じる事によって、次が生まれてくるんですよね。あの意図的に、こんな事で満足しちゃいけない、まだまだだと言い聞かせている人は、しんどいですよ。じゃ、何を目標にしたらいいのですか、嬉しかったら喜べばいいんですよ。と言うのが僕の考え方ですけどね」

イチロー

小さな満足感を積み重ねることで、
次のステップ、つまりやるべきことが
見えてくる。

新しいことに一歩踏み出す前に
自分が積み重ねてきたことを
振り返り、こっそり讃えてみるのも
精神衛生上、いいのではないか。

てめえの幸せはてめえで決着をつけろ

男性の40歳はとっくに健康寿命で
考えると折り返し地点に入っている。

そのことに気づいている同志は
どれくらいいるだろうか。

今の会社でのキャリア。
「先が見えてきた」と思っている方も
いるかもしれない。

今の会社にベットし続ける必要は
ないし、そのリスクヘッジの方法は
別の記事に譲るとして、いますぐに
1週間の休暇を与えられて何もすることが
ないのなら。

何をしているときが1番幸せですか。
この際違法じゃなくて、他人に迷惑を
かけないならなんでもいい。

自分なりの幸せの定義を言語化すれば、
もっと肩の力が抜けるのではないだろうか。

メディアやSNSに踊らされずに
自分なりの言葉で幸せを説明できればいい。

周囲にそれを認めて理解してもらう
必要はない。
自分なりの言葉で幸せを紡いで
いこう。

ラットレースを走り続ける
我々サラリーマンでも
今からでも遅くはない。

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