見出し画像

やってごらん、絶対うまくいかないから

行動あるのみ。
成功者とその敗者の違いは
行動してやりきれたかどうか
の違いであると。

成功者のブログや
自己啓発本にはそんなフレーズや
ストーリーテリングが溢れている。

結局あの時、行動を起こしていたからこそ
今の自分があるんだ。

あの日、あの時、あのイベントで
あの人に出会えたから、
物事がうまく回り始めたんだ。
そんなエピソードを
たくさん聞く。

しかしながら、世間一般にいう
大きなチャレンジになるほど、
実際に行動を起こすことは
マレなのではないだろうか。

行動できれば、確率は上がるのか

じゃあとにかく行動しよう。
趣味、副業、独立、開業など。
新しいチャレンジに踏み出すとき。

これだけ情報過多の時代なのに、
「やればできる」とありとあらゆる人が
そう言っているのに、なぜできないのか。

理由は、簡単。

行動したその先の結果に対して
臆病になるからだ。
そしてその結果に対する恐怖。

この2つに集約されると思う。

転職したい。
独立したい。
投資したい。

いずれもその目的を成し遂げることが
できたなら、自身の人生に大きな充実感を
もたらすことになるだろう。

キラキラした情報に乗っかって、
「えいやー」でアクションを
起こしてしまう人もいるだろう。

私の知り合いでも、怪しいフランチャイズに
今までの貯金をはたき決して高くない
加盟金を払ってビジネス
を起こした人がいた。

私が高校を出てからフラフラしていた頃、
「サラリーマンにだけはなりたくない」
と一緒にうそぶいていた仲間である。

結果として、1年持たずに事業
をたたむことになる。
彼の手元に残ったのは、
簡単には売りさばけないキッチンカー1台。

流行病という予想だにしない事態が
発生したとはいえ、飲食店の廃業率の高さを
考えれば、その事前のシュミレーション
を経ていればもっと現実的な選択肢が
あったのではないだろうか。

人間が変わるためには、
自身が行動を起こさないことには
何も変われない。

やるなら最悪の事態を想定しろ

ただ30代後半ぐらいの年齢に
なってくると、
ある程度の守りの気持ちも出てくる。
それはそれなりに頑張ってきた
という自負が新しいチャレンジを
阻害してしまうのかもしれない。

かといって多額のFCの加盟金を払わされ、
借金だけが残るような彼のような
物語も決して珍しいものではない。

うまくいかなくてもいい。
最悪の事態が起こっても
そこからが勝負だ。

28歳でタリーズコーヒーの
日本の経営権を取得した松田公太氏は、
開業を決断をするとき、
以下のシミューレーション
をしている。

不安を少なくするため、私は、最悪の状況をとことんシュミレーションしました。
つまり、経営が立ち行かなくなって、借金だけが残った場合のことです。
私は、自宅近くのコンビニエンスストアに、アルバイト募集の張り紙を見に行きました。

そのとき、アルバイトの時給を見て、こう思いました。「ここで一日15時間働けば、30年で借金完済できるじゃないか」と。そして、自分が店員となって、弁当を温めている姿を想像したんですね。そこには、「この弁当を世界に広めるには、どうしたらいいだろう」と考えている自分がいた。

事業に失敗して、ここでアルバイトをすることになっても、自分は目的に向かって楽しく仕事ができると確信することができたんです。
リクナビNEXT プロ論サイトより

ここまで最悪の事態を想定するのは
難しいかもしれない。
ただ当の松田氏はちっとも最悪とは
思っていない印象ではあるが。

ただ我々もある程度のプランBは常に
持っておいたほうがいい。

これがダメだったら、
これでいこう。
ある程度の選択肢の保険は
メンタルに安定をもたらす。

やってみる。
絶対うまくいかないのを想定して。
失敗を織り込み済みの人生なんて
つまらない?

世間はあなたの思っている以上に
失敗だらけだ。
それも含めてプロセスだと
思えれば楽しい時間が過ごせる
のではないだろうか。

お知らせ


最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

ほーりーは
読書•キャリア•サウナの3つのテーマで
凡人サラリーマンの視点で
毎回文章を書いています。

みなさんに有益な情報を発信して
いきますので、「ピンときた」方は
110番ではなく、フォローのほど
よろしくお願いします。

励みになります。

過去のマガジンはこちらから。
100スキ以上の記事もありますので、
ぜひチェックを。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 みなさんが生き生き健康に働けるためのメッセージを発信していきます。 ぜひサポート、よろしくお願いします。