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行きつけ論

 
初めまして。きょうと言います。
食のアーカイブを文字として残したいので初めてみることにしました。

今回は行きつけ(と呼びたい)お店について。

食べることは生きている限り続くし、ご飯を食べることはその日頑張ったことがすべて報われたと感じる至福の時間である。その時間を迎えるためにお仕事を頑張っているといっても過言ではないぐらいだ。
僕は外食好きで、1人で行くことも何の抵抗もない。
いわゆる「開拓」することが好きなのだ。

情報がありとあらゆる方向から飛んでくる現代において、行ってみたい店は日々更新される。
だが、その母数が多いがゆえに、2度目、3度目と足を運ぼうと思うお店よりも、まだ行ったことのないお店に行ってみたい気持ちが勝つ。
ただ、そんな僕にも2軒ほど「行きつけ」と呼べるお店があるので紹介する。


食堂グリージョ


まずは代官山にある「食堂グリージョ」という小さなビストロである。代官山といえば、大きな蔦屋書店やセレクトショップなどが数多く並び「デートの王道」「ちょっとお高いイメージ」が強いが、それらとは全く反対方向に、「食堂グリージョ」は店を構えている。
グリージョ(grigio)は、イタリア語でグレーという意味で、料理のスタイルに白黒つけたくないという思いからこの名前になったそうだ。
そんな「食堂グリージョ」だが、12時のランチからディナーまでアイドルタイムなしで営業してくれているのでふらっと立ち寄れるのがありがたい。
メニューもワイン、季節のパスタ、パテ・ド・カンパーニュなど紹介したいことが山ほどあるが、そんな中で僕が必ず注文するメニューはポテトフライだ。これがただのポテトフライではない。皮付きのポテトをカリカリにフライして、トリュフマヨで絡めているのだが、なんともおいしい。ぜひ独自の食感と旨味を堪能していただきたい。

リンク↓
https://goo.gl/maps/fEq26J4EQeWrGEey7




赤い部屋


次は南青山西麻布にあるワインバー「赤い部屋」である。
平日しかOPENしておらず、しかもどの駅からも遠くなかなかたどり着けない、言わば「食堂グリージョ」とは対極のようなお店だが、なんとも心地良い空間を提供してくれる。
その名の通り、店内は真っ赤な壁に囲まれ、70~80年代のレコードとナチュラルワインを楽しめる。
料理も、もちろんすべておいしいのだが、看板メニューであるお好み焼きを是非とも注文してほしい。
僕は兵庫県出身であり、主食といえば、ご飯、パン、粉もんといっても過言ではないほど食べてきた(作り方とか若干うるさい)のだが、「赤い部屋」のお好み焼きは東京で故郷の味を思い出せる貴重な場所となっている。
また、このお店の面白いところの一つなのだが、お店に「水がない」のだ。ワインのチェイサーにお水を頼むや否や、半強制的に自家製のルイボスティーを飲まされるのだが、これがまたおいしい。もうこれから家でも水じゃなくてルイボスティー飲もうかなと思うほどに。

リンク↓
https://goo.gl/maps/2pmnQ9zjYTCdf1hy7



2軒紹介したわけだが、そもそも行きつけのお店にする決め手ってなんだろうか。
美味しさ?近さ?価格帯?勿論すべて大事な要素であるが、僕が行きついた結論は「そのお店が自分を受け入れてくれていると感じるかどうか」である。そんなサードプレイスを提供してくれるお店に出会えたことに感謝することが、行きつけの始まりだと思う。

ということで、第一弾ということもあり(言い訳したい)拙い文でツラツラと書いてみたが、至福の体験を言葉で因数分解していくのは結構楽しい。

こんなかんじで、食のアーカイブしていきます(続くかな…)


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