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子育てには「人間学」が必要

人間の子育てには人間学が必要だ

と思う。
シュタイナーの「教育の基礎となる一般人間学」の解説をしているけれど、
やればやるほど、この基礎なしにどうやって子供を育ててゆくのか、、、
と思えてくる。(LIVE配信は毎週月曜日に2時間)

https://ameblo.jp/homeopathynagoya-bibi/entry-12630187241.html

今話しているところは
人間の魂の話のところで、

魂とは「思考、感情、意志」

の部分を指すのだが
子供は思考、感情がまだ育ってないのでコントロールできず
意志だけでうごく
のだ。というところで
これを実際の子供達にあてはめると
2、3歳の子がわけもなく走り回っている様子を思い起こして貰えば良い。

広場で走り回るのはいいとしても、
家のなかで急にはしゃぎ出したり
急に走り出したりされると
大人は、止まって!とか、静かにして!とかじっとしてて!!とか
言わずにはいられない状況がよくある。

都会では特にそうで、自由にいつまでも走り回っていてもよい場所などないのだ。

でも、あれはシュタイナーの人間学によれば
当然の「意志発動=行動」であり、

そこから次を目覚めさせるには、思い切りそれをやり切らねばならないのだ。

これが現代ではどれだけ大事で、簡単そうでできていないかは
あまり意識されていないが、途中で止められた子供はその先どうなってゆくのか?を考えてみると、真剣に大人たちは子供が自由にいつまでも走っていられる場所を作らねばならないことを考え始めるだろう。

途中で止められた子は、当然意志が弱くなる

え?それは困る!!!・・・!!
そうです。困ってますよね。受験でも、就活でも、結婚でも困ります。
何も自分で決められない子が多くいます。(大人でも)

今は意志が弱いというか、ほぼない子もいる。
何になりたい?
>わからない
何がしたいの?
>何もしたくない
何か好きなことは?
>特にない
欲しいものは?
>パソコン、スマホ、ゲーム・・・

残念ながらこんな会話になることが多い。
何か糸口がないか?とあれこれ聞いてみても
最終着地点がスマホや、ゲームとだけ答える子が多い。
ほとんど受動的で能動的な答えが出てこない。

これは幼いころに、「意志発動」を思い切りさせてもらえない環境にあったことが大きな原因で、その後もそのチャンスはほとんどなかったと言える。

学校で好きなようにすると叱られ、
決まった通りにしなければならないことばかりで、
まるで調教されたかのように、
同じことをすることに慣れて右に倣え、が上手なだけで、
自分はこれがしたい!と目立つと叩かれる。

こんな経験は誰しも1回はあって、その時によほど変わった子出ない限り
嫌な思いをして「意志発動」を控えてしまう。

この変わった子というのは、人の評価を無視して、自分のしたいことをしている子
=身勝手な子という悪者にされていた子。もしくは変な子と言われてきた子たちのことで、それでも社会に出るときになると、そんな子たちの方が何かに役に立ちそうな気がする。とにかく何かをするというのだし、ダメならダメで次に行けるからだ。(成田悠輔さんはなかなかいいところに出てきたねー!と思う

何をしたらいいかわからないと言って止まっているよりはマシ、という意味でね。

人間を育てるということは
人間学を学ばなければ到底できることではない。

しかし、この学びを本当に理解できるのは、今の受講者の反応を見ていると
どうも、40歳近くなった人たちのような気がする。
ということは、実は若い親(20〜30代)よりも
祖父母(40〜50代)が学んで孫に使うくらいの感じになりそうなのだ。。。。

20代でこれを理解するのはかなり難しい。
なぜなら42歳を超える頃までの人は
自分自身の魂の成長が終わっていない状態だから。。。。

稀に今回の人生でものすごい試練の連続で
魂の成長を早い時期にある程度まで行って
もう次の段階が見えている人がいるかもしれない。

しかし、そんな人はほんのわずか。
結局のところ、ミルクを飲ませて、オムツを変えて
かわいい写真や動画を撮って・・・
少し大きくなったら、習い事をいっぱいさせて
家庭教育はほぼなし。。これが現状か、、、、

これからの子育てにぜひ人間学を入れていって欲しい。

こんな少しの文章で何も伝わらないだろうけど
興味がある方は月曜日のライブまたはそこで撮った録音を元に
一緒に学び始めませんか?
全文読んで、時事ネタも挟んでおもしろ解説中😊

https://ameblo.jp/homeopathynagoya-bibi/entry-12630187241.html

最初はわけがわからないと思うけど
今まで子供と関わってきた人なら
なにか思い当たる節があって、そこで何かに気がつくと思います。


人間学を題材にした「致知」という雑誌では
そんな基礎ができあなった人たちがさらに精進している様子が
書かれています。こちらもおすすめ。


やっぱり人間学はシュタイナーの著作の中でも
難解な方なので、ぼちぼちとここではお話ししていきたいと思います。

書籍が手に入らないのも
広まらない理由の一つです・・・(残念!)

また書きます🖐️
最後まで読んでくれてありがとう❤️






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