ホモルーデンス

数学家庭教師 ”風が吹けば飛ぶ先生” 機能不全家族育ち。HSP気質、発達性トラウマあり…

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数学家庭教師 ”風が吹けば飛ぶ先生” 機能不全家族育ち。HSP気質、発達性トラウマあり。京都大学法学部卒業後就職戦線を離脱、様々な仕事ののち塾講師を経て現在地 詳細 https://profile.ameba.jp/ameba/homo-ludens3839/

マガジン

  • 回復の軌跡 闇から光へ

    ここ2年受けている自律神経を整えるセラピーを通して気づいたことを書きます。人の体に備わっている回復力は素晴らしい。あんなに融通が利かなかったことが楽にできるようになる。過去を見るまなざしも優しくなった。

  • 愛の不時着を語る

最近の記事

脳の火災報知器が”誤作動”しなくなってきた

朗報です。扁桃体が落ち着いてきたみたいです。前ほど警報が出ません。扁桃体とは脳の火災報知器のような部分です。私は精神的な虐待の後遺症でこの部分が過剰に活発で常に警報を出し続けているようです。仕事の〆切がある、お客様はとても好意的で親切な方、でも「危険!注意しろ!」みたいな。 参考)不適切な養育で傷ついた私の脳 クマに襲われたわけでもないのに、この世の終わりのように警戒し緊張し恐怖におびえます。学生時代の友人いわく「何もないところで崖っぷちのように慌てるよね」。おそらく物心つ

    • 月一セラピーの日でした 恐怖また恐怖 身動きできないのは訳がある

      オンライン家庭教師のマッチング会社は多数あります。個人契約のオンライン家庭教師として少しずつ生徒さんが増えていますが、増加率は微々たるもので当座の生活費が心配になってきました。どんなにうまくいっても卒業する生徒さんがいます。一人やめると収入がガタっと減ります。 「普通に考えて」契約会社は単価が低くても集客を全部一人でしなくていいので楽ですよね?会社によっては個人営業をしなければならないところもありますが、少なくとも家庭教師を探す目的の人しか会社のHPを見ないので、流し読みす

      • 人間不信はトラウマのサバイバーには適応的なもの 自分を責める必要はない

        大変勉強になる「サバイバーとセラピストのためのトラウマ変容ワークブック」。この個所を読んだとき本当に気が楽になりました。他人に心を開けないと悩む方はぜひご覧ください。 子どもの頃、悲しみや怒りといった感情を表すと母親が反射的に抑えつけました。たぶん母親自身のトラウマのために我が子つまり私の感情を受け入れる余地がなかったのだと思います。そこに最初の子であるがゆえの子育ての不慣れ、夫は企業戦士で家庭に不在など悪い条件が重なり、幼い私の養育環境は非常に厳しいものでした。 幼子は

        • 凍り付いた幼い私が今も息づいている まずは彼女を温めるところから

          今日から師走。月一のセラピーの日でした。4歳か5歳の私が見えました。ぼんやりと魂が抜けたような顔をしてたたずみ、心なしか体温も低そうです。ついでに言うと色も薄い気がしました。彼女は心ここにあらずという感じで棒立ちしているのです。なぜ? 意識がここにあると耐え難い辛い現実のなかで私が生きていたからのようです。詳しい方はわかると思いますが「解離」という状態です。生き残りのために身体は無意識にそういう状態になったのですね。凍り付いた幼児の私は、51歳の今もそのままの状態で私の中に

        脳の火災報知器が”誤作動”しなくなってきた

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        • 回復の軌跡 闇から光へ
          12本
        • 愛の不時着を語る
          11本

        記事

          「男性に溺愛されると女性は幸せになれる」という幻想

          「我が意を得たり」というツイート(今はポストか)がありました。 どうですか。見事ですね。「誰か(この場合は女性)を心底愛してまともになった男性」って映画やドラマ、小説の一大テーマだと思いますが、それをバッサリ笑。これが令和の流儀ですか?だったら面白すぎます。 相変わらずメディアは「女性は男性に溺愛されれば幸せになれる」という幻想を振りまいているようです。恋愛に一生懸命で人生がおざなりになる女性は、私の年代では当たり前でした。「お嫁さんになるのが夢」という言葉が今よりずっと

          「男性に溺愛されると女性は幸せになれる」という幻想

          寄せ集めのクラスに夢を求めるより安心して勉強できる場にしよう

          最近、Xで小学校の教諭と称する人のポストが大炎上してとうとう削除されました。大きな注目を集めたのには理由があります。小学校が針の筵だった元子どもとして感じることを書いてみます。 発端となった「こんなクラスがいいな」 ポストが存在していたとき抜き書きしました。 「こんなクラスがいいな」というタイトルの元 ・一生懸命にする ・忘れ物0 ・話が聞ける ・楽しむ気持ちがある ・小さな優しさがある ・一日一笑 ・やるべきことをやる ・あいさつができる

          寄せ集めのクラスに夢を求めるより安心して勉強できる場にしよう

          身体が安心を感じるとお仕事の依頼がやってきた

          先日ソマティックな手法のセラピーを受けた後の変化がとても興味深いので書きます。セラピーの手法については末尾に書きます。 わけもなく感じていた焦燥感が激減した 授業をする圧迫感や焦燥感がかなり減りました。念のため、いわゆる難しい生徒ではなく好意的な親子さんにも関わらず必ず焦燥感がありました。ちなみに授業を開始して半年経過しているので、不慣れなためではありません。 「私は結構よくやっているのかも」という気がしてきました。何万回自分に言い聞かせても友人知人に言われてもなかなか

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          身体が安心を感じるとお仕事の依頼がやってきた

          覚えがあり過ぎる「身体はトラウマを記録する」

          気になっていた本を買いました。いやはや買ってよかった。思い当たることが多すぎます。そして私が必要なものをうまく選び取って回復への道のりを歩んでいることがわかりました。まだ読了していないのですが感じることが多々あります。以下本を引用しつつ感想を書きます。まとまりはないのですが今の新鮮な気持ちが伝わるといいなと思います。 私は自律神経を整えるセラピーを継続して受けているのですが、まさにトラウマの記憶がコード化(実にうまい言い方)されているのを感じます。そのコードを一つ一つ解除し

          覚えがあり過ぎる「身体はトラウマを記録する」

          中学校の人権侵害3点

          学校は人権侵害の要素が満載です。1.服装や持ち物など細かく生徒を規制する校則、2.生命の危険があるのに野外スポーツをさせる体育と部活、3.内申点という呪縛の3点について書きます。 1.服装や持ち物など細かく生徒を規制する校則 「靴下は白、染髪禁止、生まれつき茶髪の生徒は地毛証明を出す、髪を留めるゴムの色は黒、」などなど、事細かに服装や髪型を決める校則は理不尽です。制服は夏暑く冬寒い。スカートは足腰が冷えます。女子は腰回りを温めることが健康に必須なのに。 服装・髪型が学習に

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          51歳の私が五十肩未経験な理由

          加齢に伴う変化は当然ありますが、酷い更年期障害のようなものとは無縁です。特に五十肩になったことがないというと、鍼灸師さんが「羨ましい」そと仰いました。プロがそう言うならこれまでの工夫はそれなりの価値があると思い、まとめてみます。以下、栄養や民間療法の例もありますが、あくまで個人の体験談です。万人にお薦めするわけではありません。 理由その1 とにかく無理をしない。逃げられるものは逃げた。 正社員も家庭を築くことも子どもを持つことも、とにかく負担になりそうなことから逃げまくり

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          「ひどい親を許すととんでもなく幸せになれる」と説かれたけど聞かなくてよかった

          悩むことを止めなかった私の努力が認められた このツイートを見た時、私が勘に従い追求し続けたことは正しかったと分かりました。違和感と苦しみに拘ることは、いつまでも過去に拘り、ネガティブで後ろ向きなことではなかった。 親を許すと 自分の価値が上がる 人生のステージが進む 魂が成長する・喜ぶ お金が入ってくる 許すのは人生の課題だ お空の上で親を選んで生まれてきた 恨み続けるのは相手に力を与えることだ、自分に力を取り戻すために許す 許すととんでもない幸せが待っている etc.

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          支援者は役に立とうとするより無害であろうとしてほしい 求めるのはヘリウムのような軽さ

          セラピストやカウンセラーがクライアントの「お役に立とう」として発した一言が施術を台無しにしたことが立て続けに起きました。 ・ものの見方を少しずらすと楽になります ・光が当たっているところも見ましょう ・もっと安いの知ってるよ、そっちにしたら。 3番目は完璧にお節介おばさんですな。 全て私の思考や行動に強いブレーキがかかります。これがクライアント(私)の自己解放を妨げました。プロなんだから自分の仕事に専念して私の領域に余計な口出し手出しをしないでほしい。 支援者は自分が役

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          毒親とは戦争後遺症 世代間連鎖を断ち切るために

          「安心の神経」という言葉を聞きました。ご自身もHSPであり国家資格キャリアコンサルタントである皆川公美子さんが腹側迷走神経複合体をさして言う造語です。皆川さんは今まで5000人を超えるHSPの相談に乗った経験から、20歳までに安心の神経を育むと、働きだしてからつまずきにくいことを実感したそうです。皆川さんのFB投稿はこちら 私はちょうどその反対側を生きてきたからこれが本当だとわかります。 小学生の頃、しょっちゅうお腹を下す、言葉遣いが乱暴に変わる、など様々な兆候が現れまし

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          どこか幼いとこがある私の母親 だから子ども(私)の現実を受け入れられない

          私は4人姉妹の長女です。いつも妹と一緒で一人になることができない家庭環境は惨憺たるものでした。さて、長じてカウンセリングに通うようになり、親への恨みつらみが炸裂、母をなじりました。「なんで4人も子ども作ったのさ」 「子ども大好き💛もっともっと生みたかったんだもん」 どこか幼い口ぶりに、なぜ私がこれほど苦しまねばならなかったか、わかった気がしました。 母は、結婚生活の過酷な現実から目をそらすためにたくさん子供を作った可能性があります。子だくさんで忙しくすれば気がまぎれます

          どこか幼いとこがある私の母親 だから子ども(私)の現実を受け入れられない

          妹との激しい確執がのちの人生に落とす影

          私は四人姉妹の長女です。 「わぁ、若草物語ですね。素敵💖」 と思われた方は、素敵どころじゃない話なので、そっと閉じてください。タイトルからしてそうでないことは分かると思いますが笑 子どもの頃、妹、なかでも三女(つまり真ん中の妹)と相当激しい確執がありました。正直、消えてほしい、〇ねと真剣に祈りました。 成人して別々に暮らすとゆとりができました。親元で一緒に暮らしていた頃より妹たちと気楽に会話します。叔母がそのことに触れたので「居場所を確保して安心したから。一緒に住めば角突

          妹との激しい確執がのちの人生に落とす影

          ものの見方を変えようと頑張ることがトラウマのトリガーになります

          視点を変えれば生きづらさはなくなる、というわけで、こんな努力をしていませんか。 「生徒に嫌われてると思う?それは思い込みだよね。生徒はたまたま今日テストの点数が悪くて落ち込んでいるだけだよ。」 「何にも怖いことは起こっていないのに、そんなにびくびくする必要はないよ。周りをよく見てみよう」 「そんなにネガティブにばかり考えない方がいいね」 ・・・ そろそろ胸が痛くなってきました。 いくら言い聞かせても直らないネガティブな癖、生徒の無表情に「嫌われた!」と落ち込む、怖が

          ものの見方を変えようと頑張ることがトラウマのトリガーになります