文学史試験

生涯教育制度で
通っている武蔵大学。
前期はフランス絵画、
後期はフランス文学史。
前期は小論文提出、
後期は紙の試験である。

学んだ19世紀の文学史、
振り返って復習する。
出題のテーマは、
有名作家と著作、
文学主義などの解説、
ある本の粗筋と感想。

答案用紙が配られる。
60本1本勝負。
先生の「開始」で
紙に書き出す。
主義はロマン主義と
レアリスム主義を書く。

自分が読んだ本として
採用はフロベールの
『ボヴァリー夫人』。
人妻が若い男を誘惑、
不道徳で裁判となる
不倫問題を考察した。

ペーパーテストなど
何十年ぶりだろう。
学生と一緒に時間内、
懸命に答えを書く。
残り2分ですべてを
書き終えてほっとした。
ドキドキの試験だったけど、
こんな緊張感もいいものだ。