『フォークナー短篇集』
映画「パーフェクト・デイズ」の主人公、
トイレ清掃員の平山が夜に読んでいた
『フォークナー短篇集』が自分の本棚にあり、
まだ読んでいないと思って取り出した。
アメリカ南部ミシシッピ州の小説家であり、
ノーベル賞作家にもなった20世紀の巨匠、
ウイリアム・フォークナーの短篇集である。
作品は1920年以降に書かれたもので、
どれもアメリカ南部の闇を描いている。
奴隷である黒人がインディアンに使われ、
凋落した白人男性が黒人女性を陵辱したり、
黒人よりも身分の低い「白人の屑」が