ディープ・パープル

僕が高校生のとき、
軽音のやつらは
ディープパープルを
ガンガンに演っていた。

歪んだ強い低音、
唸るようなギター、
金属のような高音、
絶叫のヴォーカル。

耳が痛くなる、
悶絶のハードロック。
モンスターバンドとして
興奮の渦に巻き込んだ。

それから50年も経って、
僕はビッグバンドで
ディープパープルメドレーを
吹きまくっている。

リッチー・ブラックモアの
紫の炎、ハイウェイスター、
スモーク・オン・ザ・ウオーターを
立て続けに演奏する。

アルトサックスのパートは
メッチャ早吹きの連続で
とっても難しいが、
熱い青春が爆発している。
グレイトだぜ!ディープパープル!