ジラソーレ

「ジラソーレ」は
地元のイタリア食堂。
ジラソーレの意味は
イタリア語で
ひまわりのことだ。

お店の中には
ひまわりの写真や絵が
たくさん飾ってある。
まるでウクライナの
ひまわり畑のようだ。

髪を後ろに束ねた
浪人侍風のシェフが
料理に腕を振るい、
トマト色のマンマが
お客をにこやかに迎える。

今日は何にしようか。
アペリティーヴォは、
マグロのタルタル、
蛸と野菜のオイル煮、
トリッパもいってみよう。

どれも美味しくて
モンテプルチアーノの
赤ワインがクイクイ進む。
これだけで幸福だけど
もちろんパスタにも突入。

ボロネーズにしようか、
ゴルゴンゾーラにしようか、
でも妻が4種類の肉の
ラグーソースがいいと決定。
ペロリと平らげる。

セコンドピアットは
鴨の胸肉ロースト。
皮がパリッと香ばしく、
肉はほどよく柔らかい。
バルサミコソースも抜群!

ひまわりの黄色の花が
満開に咲いたような
幸福のディナーだった。
「エラ・ツット・ブオーノ」
ご馳走様、すべて美味しかった!