オペラ座の怪人と蜂蜜

パリのオペラ座、
ガルニエ宮の壮麗さは
言葉にできないほど。
ネオバロック様式で
手の込んだ彫刻が
随所に施されている。

内装も豪華絢爛。
白大理石の大階段、
圧倒される吹き抜け、
大休憩室のシャンデリア、
5階建ての観客席と
シャガールの天井画。

工事中に水が湧き出て
貯水池上に建設された。
地底湖伝説となり、
ガストン・ルルーの
『オペラ座の怪人』が
作られることになる。

おどろおどろしさの中で、
管弦楽団の演奏を聴き、
オペラやバレエを観る。
観衆もタキシード、
ドレスが当たり前の
パリ歌劇場である。

土産はオペラ座の蜂蜜。
屋上で小道具の木箱に
蜜蜂が蜜を作った。
いまや5つの木箱で
養蜂家達によって
上質な蜂蜜となっている。

買えるのはオペラ座の
ギフトショップだけ。
貴重な蜂蜜をお土産に
求める人は多い。
怪人も地底湖から這い出て
舐めているかも知れない。