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模索の一年~自分の人生は自分で決める

今年は自分の人生を生きることを模索する一年でした。

自分の人生を生きるということは、日々生活していくなかで、『自分で物事を選択していくことができる状態』だと思います。
もっといえば、その選択によって現実になった今の生活に対して否定的にならず前を向いていることです。

こんなことを考え始めたきっかけは、大学を卒業したばかりの頃に遡ります。

23歳当時、わたしは仲の良かった友達と、長野で田舎暮らし体験のできるコミュニティスペースをやろうとしていました。会社に就職するのがいやだったので、自然が好きだし、ちょうどいい話だと思って、当面の生活費を稼ぐための仕事に就きつつ、田舎に行く準備をしていました。

頻繁に長野方面に出向いて、コミュニティスペースをやるための物件探しや、人脈作りをしながら、気がつけば数年が経っていました。
紆余曲折ありながらもようやく拠点場所を決め、改修工事も始まったばかりのころ、ちょっとした揉め事が仲間内で起きて、その計画は一度白紙に戻ってしまいました。

一部メンバーだけで田舎暮らしを続けることになり、一緒にやろうと誘われもしましたが、この空中分解騒ぎで疲れてしまったわたしは、計画そのものから抜けることにしました。それが去年の夏頃です。

そもそもそんなに田舎暮らしをしたかったわけではなかったのだと気がついたわたしは、いざやることがなくなったとき、何もできませんでした。

何も思い浮かばないし、何も決められない。思えば昔から好きなように絵を書いていいよ、と言われても模写しかできなかった。そして、ずっとなんとなく周りに合わせて生きていたのかもしれないことに気が付きました。

たまに自分で決めても、その結果に納得できないとやっぱりあの人の言う通りにしておけばよかったかな、と自分を責めてしまう。そうやって自分自身を無視した善悪を判断するクセがついてしまったのだと思います。

だから、自分が本当に望んでいることを知りたくなって、今年の1月に㈱宣伝会議の編集ライター養成講座に入りました。
(講座自体は去年の12月から開始されていましたが、私は遅れて入りました。)

文章が好きだから通い始めた講座では、講師や受講生の話をききながら、自分の求めているものを考える毎日でした。

この講座にきた意味があったのか?当時も今も答えはわからない。わからないことが、答えかもしれません。

講座に通ったこと、卒業してライターとして仕事をしたこと、そして来年には今の会社を辞めることも、自分で選んだことです。

その選択と、結果としての現実を否定せずに、前を向いて生きていける自分になれたのだろうか?

わからない、わからないけど、きっとそんな自分になり始めていると信じています。

その証拠に、共同マガジン日刊かきあつめに参加して、みんなで作り上げていくことに幸せを感じます。

本当に自分を信じるためには、良いことも悪いこともたくさん経験しないとわからないし、その経験に対する自分の答えを誤魔化さず持ち続けることが大事なのだと思います。

だからこの一年、自分の求めていることを探し続けて分かったことは、まだまだわたしはひよっこだということ。人生の経験値が圧倒的に足りません。

日刊かきあつめもひよっこライターの集まりだし、ちょうどいいじゃないか!

そんなわけで、メンバーのみなさん読者のみなさん、来年もよろしくおねがいします!

編集:アカ ヨシロウ兄さん

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