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4月第4週 今週の「本の話」 ベスト3!

3位★世界中が半導体製造能力をめぐる競争に駆り立てられているなか、日本は再び失敗を繰り返すのか?

AI、通信技術の発展など、今後、人類社会における半導体の重要性は、ますます増していくと思われます。現代社会を生き、そして未来をみすえるうえで、半導体を知ることは欠かせません。「半導体からみた世界」を分かりやすく理解できる決定版が湯之上隆さんの『半導体有事』です。
こちらの本から「はじめに」を公開中です。


2位★「他者の心の集合体=数学」が自己の脳を発達させる

無限、カオス、ゲーデルの不完全性定理。「不可能問題」に取り組む古今の数学者らの純粋な姿が、津田一郎さんに確信的インスピレーションを与えました。
「数学は心だ」。共通難問を追究する人類の数学的営みが脳を発達させ、記憶、思考・推論、感覚・知覚といった心の働きを生む。諸研究を用いて語られる「心」と「脳」の関係は、固いアタマに風穴を開けてくれる――
『心はすべて数学である』から「文庫版あとがき」を公開中です。


1位★日本史の「黒幕」16人をクローズアップ。この国の権力構造の歴史を暴く!

人気歴史学者 本郷和人さんが歴史の闇に光をあてた『黒幕の日本史』。こちらの本では陰の実力者、キングメーカー、様々な名前で呼ばれる日本史の「黒幕」16人をクローズアップ。読めば歴史と日本社会が、新しい角度から見えてくる!
こちらの本から「はじめに」を公開中です。


●今週のポッドキャスト

【新入社員進行会議】今春入社した文春文庫部の新人に迫る!

2023年4月、文春文庫部に新入社員が配属されました! ほぼ雑談ですが、気になる仕事内容や、これからの目標も。気付けば2年目に突入していた「オール讀物」嶋田と、「別冊文藝春秋」西崎がお届けします。


【本の螺旋階段・特別編】直木賞の選評を読む!【後編】

読書なしでは生きられない秘密結社【本の螺旋階段】。オール讀物3・4月合併号に掲載されている第168回直木賞の選評を精読していく【後編】です。宮部みゆき委員衝撃の『地図と拳』評、選評の並び順、選考委員登場の対談にも注目! 鈍器本〟とは何か? などなど尽きぬ話題はついに〝転売禁止〟のメッセージへと――。


【話題作🎧試し聴き】永井路子『炎環』/朗読・喜山茂雄

オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? 歴史小説家・永井路子さんの鎌倉時代を舞台にした小説『炎環』は、1978年に発売され、50年近くの年月を経た今日まで長く読み継がれている名作です。ぜひオーディオブックでもお楽しみください。


【オールの小部屋】①神田明神&三越 豪華コラボ二本立て!

「オール讀物」5月号は豪華コラボ企画がふたつも!
まずは、もうすぐやってくる神田祭。コロナ禍で一度見送られたため4年ぶりとなる、江戸っ子待望の神田祭を寿いで、神田明神さん全面協力での特集です。「オール讀物」名物コンビの門井慶喜さんと万城目学さんは江戸総鎮守・神田明神の氏子エリアを巡って近代建築トークを繰り広げ、宮部みゆきさんは大人気シリーズ〈三島屋変調百物語〉の最新作「氏子冥利」で明神様とある氏子の奇妙で深い縁を描き、『特撮家族』で少彦名命を活躍させた髙見澤俊彦さんもスピンオフ「鋼鉄の詩人」で登場。
また、今年で創業350周年の老舗百貨店・三越とのコラボ小説第1弾として柚木麻子さん「七階から愛をこめて」では、神田明神氏子でもある〈日本橋三越本店〉を縦横無尽に(時空をも超えて!)駆け巡る物語を楽しんでいただけます。読めば運気も上がるかも!?な お祭りのめでたさに満ちた内容を編集部員がご紹介します。


【オールの小部屋】②「江戸の祭り」総力特集で春から縁起のいいオール讀物5月号!

江戸の祭りといえば〝天下祭〟である「神田祭」「山王祭」が有名ですが、これに三社祭を加え、*小説を読むと江戸の祭りのすべてがわかる*「オール讀物」5月号!  江戸総鎮守・1300年の歴史を誇る神田明神と完全コラボした前代未聞の総力特集です。宮部みゆきさん「氏子冥利」、西條奈加さん「祭りぎらい」、諸田玲子さん「天下祭」、宮本紀子さん「旭屋のひなまつり」……1冊まるごと〝縁起物〟のオール5月号について編集部員が徹底トーク!

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