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神道

古神道
「古神道(こしんとう)」とは、日本において外来宗教の影響を受ける以前に存在していたとされる宗教です。
古神道は、最も古くから日本に根付き、信仰されている民族宗教です。
「純神道」、「原始神道」、「神祇信仰」とも呼ばれます。

信仰される神は、自然にも道具にも食べ物にも目には見えない神が宿るという八百万の神々。
古神道は、自然崇拝が本質である一種の精霊信仰です。
自然なるもの全てに神の遍在を見るもので、山も海も川も神であり、太陽も月も北極星も神であるという思想です。
・天照大御神
・月読命
古神道は人間の原初の信仰を純粋に受け継ごうとするものです。

「純神道」は、さまざまな宗教の影響を受けたり、宗教同士が組み合わさって生まれた宗教ではなく、日本の根底に古代から存在すると言われている教えを大切にする考え方です。
純神道は、江戸時代の復古神道の流れを汲み、幕末から明治にかけて成立した神道系新宗教運動です。
出雲大社教(いずもおおやしろきょう)
明治時代に、日本の神道諸派を糾合して国家(国家神道)における宗教行政を定めるために設立された神道事務局において、出雲大社系の神官が伊勢神宮系の神官と対立した結果、伊勢派が主流を占める国家神道から出雲派が独立する形で設立された物である。
宗教法人としては「出雲大社教」と「出雲大社」は別団体となっている。

国家神道
国家神道とは、明治新政府が神社神道と皇室神道を結びつけてつくり出した神道です。宗教としての神道を国家本位の立場に立って利用したもので、神道を国民精神のよりどころとし、行政的措置によって保護・監督を国家が行い、国民に天皇崇拝と神社信仰を義務づけました。

道義の国 日本
孝行:親に孝養をつくしましょう
友愛:兄弟・姉妹は仲良くしましょう
夫婦ノ和:夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
朋友ノ信:友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
謙遜:自分の言動をつつしみましょう
博愛:広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
修学習業:勉学に励み職業を身につけましょう
智能啓発:知識を養い才能を伸ばしましょう
徳器成就:人格の向上につとめましょう
公益世務:広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
遵法:法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
義勇:正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう

教育勅語 明治天皇

国民の皆さん、私たちの祖先は、国を建て初めた時から、道義道徳を大切にする、という大きな理想を掲げてきました。そして全国民が、国家と家庭のために心を合わせて力を尽くし、今日に至るまで美事な成果をあげてくることができたのは、わが日本のすぐれた国柄のおかげであり、またわが国の教育の基づくところも、ここにあるのだと思います。国民の皆さん、あなたを生み育ててくださった両親に、「お父さんお母さん、ありがとう」と、感謝しましょう。兄弟のいる人は、「一緒にしっかりやろうよ」と、仲良く励ましあいましょう。縁あって結ばれた夫婦は、「二人で助けあっていこう」と、いつまでも協力しあいましょう。学校などで交わりをもつ友達とは、「お互い、わかってるよね」と、信じあえるようになりましょう。また、もし間違ったことを言ったり行った時は、すぐ「ごめんなさい、よく考えてみます」と自ら反省して、謙虚にやりなおしましょう。どんなことでも自分ひとりではできないのですから、いつも思いやりの心をもって「みんなにやさしくします」と、博愛の輪を広げましょう。誰でも自分の能力と人格を高めるために学業や鍛錬をするのですから、「進んで勉強し努力します」という意気込みで、知徳を磨きましょう。さらに、一人前の実力を養ったら、それを活かせる職業に就き、「喜んでお手伝いします」という気持ちで公=世のため人のため働きましょう。ふだんは国家の秩序を保つために必要な憲法や法律を尊重し、「約束は必ず守ります」と心に誓って、ルールに従いましょう。もし国家の平和と国民の安全が危機に陥るような非常事態に直面したら、愛する祖国や同胞を守るために、それぞれの立場で「勇気を出してがんばります」と覚悟を決め、力を尽くしましょう。いま述べたようなことは、善良な日本国民として不可欠の心得であると共に、その実践に努めるならば、皆さんの祖先たちが昔から守り伝えてきた日本的な美徳を継承することにもなりましょう。このような日本人の歩むべき道は、わが皇室の祖先たちが守り伝えてきた教訓とも同じなのです。かような皇室にとっても国民にとっても「いいもの」は、日本の伝統ですから、いつまでも「大事にしていきます」と心がけて、守り通しましょう。この伝統的な人の道は、昔も今も変わることのない、また海外でも十分通用する普遍的な真理にほかなりません。そこで、私自身も、国民の皆さんと一緒に、これらの教えを一生大事に守って高い徳性を保ち続けるため、ここで皆さんに「まず、自分でやってみます」と明言することにより、その実践に努めて手本を示したいと思います。明治二十三年(一八九〇)十月三十日

教育勅語 現代訳

GHQ神道指令
第二次大戦後、占領軍の神道指令によって解体され、日本人から同義が奪われ精神的な異常者が増えました。

GHQから見た「国家神道」は、軍国主義、超国家主義(ウルトラナショナリズム)に思想的に裏付けられた危険思想でした。

日本国憲法により象徴天皇になりました。
天皇は、日本国憲法の定める国事行為のみを行い、国政に関する権能を有しない(憲法第4条第1項)。
(1)国会の指名に基づいて、内閣総理大臣を任命すること。
(2)内閣の指名に基づいて、最高裁判所の長たる裁判官を任命すること。
(3)憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。

天皇制では、天皇や皇位継承者には職業選択や皇室離脱の自由もありません。

今も昔も天皇は権力者の操り人形であり、国民に支持される天皇の名を利用して、支持されない権力者が権勢を振るうために存在した。
天皇は良くても、取り巻きが悪ければ道着の国は作れません。

天皇は皇祖神とその民を守りたい
政治家や財界の人は大金と肩書が欲しい
軍人は名誉と階級が欲しい
政治家になった軍人は領土を拡大したい

人間宣言
天皇は神話の時代より神と同一視されてきました
皇民は天皇を神と崇めていたが、権力者たちはそれを利用していた。

戦後に、昭和天皇が「人間宣言」した。

古来より、天皇は国民の支えであり無害な存在であるのに対して、天皇の名を利用する権力者は国民にとっては有害な存在でした。

天皇の名のもとに行われていた悪事は、権力者がやったことであり、GHQも天皇を処罰しませんでした。
国政に関与する権限はなく、人権すらも制限されているのが天皇です。

強権をふるった天皇は歴史上少なかった?

王朝交替説
日本の古墳時代に皇統の断続があり、複数の王朝の交替があったとする学説。
万世一系という概念に対する批判・懐疑から生まれた説
1952年に早稲田大学名誉教授の水野祐が唱えた三王朝交替説『日本古代王朝史論序説』がその最初で、
古王朝(先王朝と崇神王朝(崇神 - 仲哀))・中王朝(仁徳王朝(応神 - 雄略)と後仁徳王朝(飯豊))・新王朝(地方豪族出身の継体王朝)の三王朝が交替したと主張。

神武天皇
天照大御神の五世孫であり、高御産巣日神の五世の外孫と『古事記』『日本書紀』に記述されている。奈良盆地一帯の指導者長髄彦らを滅ぼして一帯を征服(神武東征)。遷都した畝傍橿原宮(現在の奈良県橿原市)にて即位して日本国を建国したと記紀に記されている。

神武天皇を架空の人物とする論文「神武天皇東征伝説考」(『史観』第39号、のち『日本古代の民族と国家』大和書房、に再録)がある。

飛鳥時代、天皇に変わって権力を握り、権勢を誇った蘇我入鹿(そがのいるか)暗殺事件
蘇我氏は、日本古代史において最も影響力のある中央豪族であり天皇に対しても横柄横暴で、飛鳥時代に大王家の権力や土地を掌握しました。
しかし、彼らは「乙巳の変」と呼ばれる事件で滅亡したと一般的に考えられています。この事件は、蘇我倉山田石川麻呂が首謀者となり蘇我入鹿が暗殺され、蘇我氏の本宗家が絶えたことで、孝徳天皇が即位し、政治改革である「大化改新」が始まった出来事です。
この時代に女性の天皇が成立することは珍しく、大王位の譲位問題が重要な課題でした。
『日本書紀』では、蘇我氏を倒したのは中大兄皇子であるとされています。

いつの時代も、天皇の上に立とうとする権力者は殺される。


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