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2024/2/18 普通の日だけど着物の日

先週と同じ着物、帯、羽織でしたが、
ちょっとだけ変えました。

2024/2/11

先週はこんな感じです。
で、今週は、、、

2024/2/18

どうしても、お花のところに帯締めが来ちゃいますね。
もはや、間違い探しの勢いです(笑)

今日は、初心に帰って、コーリンベルトは1箇所だけにして、
襦袢は紐と伊達締めで着付けてみました。
着物も、胸紐も使いました。
伊達締めはメッシュゴムのものを使用しました。

で、ですね。

これまで、自分で着付ける場合、
圧倒的に、「紐と伊達締め」だったんですよね。
コーリンベルトとか、ゴム製のものは極力使ってなくて。

便利だなと、一瞬は思うんですけど、、、
なんか、紐よりも、毎回の精度にばらつきが多いんですよ。
紐の方が、安定して着付けられるんですよね。
安定してしっくりくるというか。

単純に回数の違いだと思うのですが。
慣れてる方に、引っ張られますね(笑)
で、文明の利器を頼った方がいいのか?というと、
それが必ずしもそうではないような気もしています。

ゴムの伸縮性は紐にはない魅力なんだけど、、、

紐でも、苦しくなくて着崩れない着方がある。

それは、20年くらい前に日舞の先生にも聞いていたし、
ゴム紐がなかった昔から着物は着られていて、
昔の人は、紐で日々着付けて、着て、生活していたわけですよね。
それこそ、外出だけではなくて、家事全般をこなしてたわけです。

何でもかんでも「原始が良い」というつもりはないですが、
昔は紐でなんとかなっていたわけなので、
「ゴムやら文明の利器がないと着付けられない!」なんて
それはあり得ないんですよね。
文明の利器がない時代の方が、圧倒的に長いわけですから。

そう考えると、現状、私にとっては、
便利グッズはそれほど、必須ではないのかも…
そんな気がしてきました(笑)

もっとも、便利グッズも、
たくさん着付けて、場数を踏めば便利になるはずです。
でもそしたら、紐で着付ける塩梅を忘れてしまわないかしら…。
それが、気に掛かって(笑)
そのために、便利グッズを心置きなく使いきれない自分もいます。

当たり前ですが、ゴムって劣化するんですよ。
劣化すると伸縮がなくなって、
「結べない紐」状態になってしまうんですよね。
紐とて、やはり劣化はします。
しかし、モスリン製ならば、ゴム製よりも断然長持ちします。
この時点で、壊れずに使える期間が断然長い。
もちろん、劣化はしますよ。
中でも、絹地の腰紐は、モスリンよりもっと早く痛みます。
へたったり、裂けたりしてきちゃう。

これから着付けを覚える人、
前に一度覚えたけど、忘れちゃった人、
そんな人には、ゴム製品の文明の利器は、
着付けのハードルを下げてくれそうな気がしますが、
ある程度、紐だけの着付けの方が馴染んでいる私は、
そこまでゴム製品に頼る必要もないのかも。

で、今日は、紐を中心に使った結果ですが、
苦しくなく着付けられました。
「苦しくなさ」の精度は、どんどん上がってる感じがします。
着崩れも、ゼロにはできませんが、ほとんどなし。
原点に戻って、紐だけの着付けをもう一度丁寧にやってみようと思います。

こうやって比較検討することで、
見えなかったものが見えてくるのも面白いところですね。

来週も楽しみです。


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