旅日記 伊勢編2

“神宮微古館”
明治42年に創立された私立博物館。

館長の貴重な話も聞く事ができ
伊勢の歴史を少し覗けたような気がした。

いきなりだが
三種の神器というものがある
白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫だと
思い浮かんだ人は白状しよう。

天照大神にまつわる
遠い昔話に出てくる、

八咫鏡 (ヤタノカガミ)

八尺瓊勾玉 (ヤサカニノマガタマ)草薙剣

草薙剣 (クサナギノツルギ)

からなる3種の神器だ。

今現在、伊勢神宮の内宮に置かれている


神宮微古館までの道は
上り坂であった。

外は小雨に変わっていた。


今がチャンスだと思い
来た道を歩いていった。

まただ。

振り向くとそこには
鳥居があった。

鳥居の中は木々に囲まれた一本道になっていた。

倭姫宮。
どこかで聞いたような。


そんなことを呟きながら
誘われるように入っていって。

水の音。草木から滴り落ちる。
ポツポツ。サー。

進んでいくと大きな石階段が。

木々から抜けて、登っていくと
左手に手水舎。

雨は止んでいた。

身を清めて、いざ向かおうとした時。
急に雨が降り始めた。
強く大きな粒の雨。

待てというのか?

僕は待った。
30分ほど経っても止まない。

すると不意に

タイミングを待つのではなく、
意志の力ではないかしら?

そんな声が聞こえた。

そうか、そうかもな。

そう言って待ちぼうけをやめて
参拝をした。

目を開けた。

雨は降っていない。

うそだろ。


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