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バレンタインに見るチョコレートとはちみつ その4

ほんとうは14日までにこれをアップできればよかったんですが、完全にスケジュールを見誤りました。このシリーズはこれでいったん最後です。最後は、はちみつ専門店のバレンタイン期間限定で販売されるボンボンショコラです。

ラベイユ『ボンボンショコラ』8個入り(たしか3,240円)

ガナッシュにはちみつを練りこんだ8種類のボンボンショコラが入ったアソートボックスです。

上段左から、ヤマモモ、レザーウッド、レッドヒース、マヌカ。
下段左から、さくらんぼ佐藤錦、モカコーヒー、ラベンダー、春の百花蜜

ガナッシュに練りこまれたはちみつはラベイユが販売しているはちみつの中からチョコレートとの相性のいいものを厳選しているそうです。ガナッシュをコーティングするチョコレートはミルクとビターの2種類です。
では食べた感想を順番に行きます。

〇ヤマモモ
このヤマモモのはちみつはギリシャ産のはちみつで、店頭で味見をさせてもらったところ、かなり衝撃的な味がします。「はちみつとは?」その概念を疑いたくなるはちみつの味、端的に言ってしまえば苦いです。それがガナッシュに練りこまれてダークチョコにコーティングされると不思議とカカオのナッツ感を一番よく引き立てる美味しいチョコレートになります。

〇レザーウッド
ニュージーランドで採れる「はちみつの香水」と言われるほど香り高いレザーウッドのはちみつを使用。そのレザーウッドの香りを立たせるようにチョコレートはミルクチョコレートを使用。レザーウッドのはちみつ自体、乳製品との相性がいいので間違いはない。

〇レッドヒース
ギリシャ産のエッドヒースのはちみつを使用。レッドヒースのはちみつのスパイシーさが感じられて味の切れがいい。ダークチョコレートとの相性〇。

〇マヌカ
ニュージーランドのマヌカハニーを使用。ラベイユのマヌカはキャラメルのようなコクとクリーミーさが特徴。その特徴がよく感じられるガナッシュだけれども、コーティングはいっそのことホワイトチョコにしてもよかったのでは?よけいにマヌカの味がぼやけるかな?

〇さくらんぼ佐藤錦
山形産(だったはず)の佐藤錦のはちみつを使用。さくらんぼの花蜜に特有のフルーティな香りがまず広がります。そのあとに酸味とはちみつらしい香りが追いかけてきます。やっぱりフルーティで酸味のある果実系のはちみつは乳との相性がいいと感じます。

〇モカコーヒー
エチオピア産のモカコーヒーの花のはちみつ。コーヒーを思わせる苦みと酸味がアクセントになるはちみつです。ダークチョコと合わせることであとからかすかにフルーティさを感じることができるけれども、これもいっそのことホワイトチョコと合わせてみてほしかった。(勝手すぎる)

〇ラベンダー
フランス産のラベンダーのはちみつを練りこんだガナッシュ。ラベンダーのはちみつはミルクティによく合うので、ミルクチョコレートの乳感によくマッチしています。王道。

〇春の百花蜜
百花蜜、それも春のということで、さわやかで様々な花の香りをかんじられるかなと期待していたのですが、そんなわたしの考えはこれを作ったパティシエとはちょっと方向性が違ったらしい。

さすがはちみつ専門店がつくるボンボンショコラだなという商品でした。通年の販売ではなく、バレンタインの時期の期間限定販売のようで、通販はもう終わっておりました、残念。来年はどんなラインナップになるのか楽しみです。では。

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