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組み合わせで可能性広がる「リッチメッセージ」

LINEの大きな特徴といえば、「リッチメッセージ」ですよね。リッチメッセージは、情報を画像にぎゅっと詰めて伝える有効な手段です。主にウェブサイトの遷移に使われますが、APIを利用すればキーワード応答やbotとの連動も可能です。

今回は、リッチメッセージの活用を事例と共に説明したいと思います。

①基本のき

リッチメッセージのサイズは、1040px × 1040pxと決まっており、画像として保存することはできません。(※スクショは可能)
また、8つのテンプレートがあり、訴求内容に応じて選ぶことができます。

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テンプレートを選んだら、下記の3つのアクションを設定する必要があります。
・リンク
・クーポン:事前に作成が必要
・設定なし:タップしても反応しない。
 ※管理画面の「選択」がこれにあたります

②アンケート

単にサイトに飛ばすこともいいですが、クリエイティブのデザインによってはアンケートのように使うことが可能です。

ちょっと古いですが、以前『ほっともっと』さんのLINE公式アカウントでは、食べたい肉弁をコメントするコンテンツを配信しました。

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それぞれのお弁当メニューのリンクを設定しているため、ユーザーが食べたいメニューをタップすればメニューの詳細ページに飛ぶようになっています。

「AとBのうち、どっちが好き?」と質問を投げて投票してもらったり、「見たいコンテンツはどれ?」とユーザーのインサイトを発掘することにも役立ちます。
管理画面などでクリック数を測定すれば、どのメニューに一番興味を持っているかがわかりますね。

あくまでも簡易的なものですし必ずクリックするとは限らないため、ちゃんとしたアンケートを取りたい場合はその準備も必要です。

③透過画像

リッチメッセージは、唯一透過画像(PNG)での配信が可能です。透過クリエイティブをうまく活用すればユーザーの目にとまりやすいのでおすすめです。センスの良いクリエイティブを見ているとわくわくします。

最近は少しトンマナが変わったようですが、『ゲラン』のクリエイティブが好きでよく見ています。PKGやキービジュアルのイメージに沿ってコスメのわくわくさをうまく表現されていると思います。

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また、スキンケアブランドの『米肌』さんは、いつも透過画像を駆使されています。(米肌さんのLINEのURLは見つからず…ぜひ「米肌」で検索してみてください!)

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④一つのストーリーとして活用

LINEのメッセージは1度に3つの吹き出しまで配信が可能ですが、吹き出しの中身はテキストもでも、動画でも、スタンプでも、リッチメッセージでも。組み合わせは自由です。
そして、リッチメッセージを3つ使った『アサヒ飲料(@asahiinryo)』さんの可愛いクリエイティブがこちら!

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3つのリッチメッセージを同時配信しているんです。1枚のように見えますが、よく見ると配信時間がが右に書いてあって、そこが1メッセージの区切りとなります。

とはいえ、複数枚を投稿してもファーストビューでは画像が途切れてしまいます。そういう場合は矢印をデザインに入れるなど、工夫をしましょう!

⑤リッチメニューとの組み合わせ

ユーザーにインパクトを与えられるものの一つが、リッチメッセージとリッチメニューを組み合わせたデザインです。

Lidea by LION』さんのハロウィンコンテンツでは、背景のグラデーションやお城をうまくつなげて1枚のように見せていますね。こういったネタ系やキャンペーンのように注目してほしい時に使うと良いでしょう。

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 この場合、注意してほしいことが3つあります。

・ボタンの位置
ボタンをデザインに入れた際には、リッチメニューに隠れないようにするか、隠れても大丈夫なように工夫しましょう。
(中途半端に切れるなら、隠したほうが良いと私は思ってます)

・機種依存

機種によっては、1枚のように見えないこともあります。できればiOSとAndroidの両方でデザイン確認をしましょう。

・新規ユーザーへの配慮

1枚として楽しませることはできますが、後から友だちになったユーザーはリッチメッセージは受け取れません。ですので、リッチメニューだけ見ても成立するデザインにするか、リッチメニューの表示期間を短く設定しましょう。

⑥なが~いリッチメッセージ

たまに見かける長いリッチメッセージは、APIのイメージマップメッセージ、もしくはFlex Messageを活用すれば配信が可能です。
その使い方がとても上手いと思ったのが、『キューピー(@kewpie)』の公式アカウント。大根の部位ごとにレシピの紹介をされてました。

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いかがでしたか?
リッチメッセージは、テキストだけの時よりインパクトがあって、ユーザーの目にとまりやすいですし、工夫次第で活用の幅が広がります。

また、サイズ以外は自由に表現できるためアカウントのセンスが最も問われる部分でもあります。そのアイデアは日々進化いるので、ぜひいろんなアカウントをチェックしてみてくださいね。



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