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微睡みの中で恋をして

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日記のような創作のような。創作のような日記。
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記事一覧

228 一貫性はあった方がいいのか?

人は「変われ」と言い、「変わるな」と言う 私はある人からは「頑固」と言われてしまう。どう…

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227 ドラマはいま視聴者側で起きている

過去を描くしかないのか? 見なくなった、あるいは最初から見なかったドラマについては省略。…

226 なにもしたくないとき、なにをするか?

コスパもタイパも虚しい理由 前回こういうことを書いた。  ところで白状するのだが、私自身…

225 インフレとコスパ、タイパ

インフレ時代が来るとして 日本はかつて「狂乱物価」と呼ばれた時代があった。1970年代のこと…

224 悩みは解決するのか?

なるようにしかならない 先日(5月1日)、MLBの試合で蜂騒動があった。球場の内野のネットに…

223 なぜ同じものを撮るのか?

映えスポットに行きたい? 朝のニュースで、天井の高い中華料理屋が金網を吊ってそこに蛍光灯…

222 ポール・オースターの逝去

多くの本の著者はすでに亡くなっている 身も蓋もない話だが、私の部屋に、そしてスマホの中に所蔵されている本の大半は、すでに亡くなった著者によるものだ。だから、同時代的に自分の人生と少しでも重なっている作家は貴重とも言える。もちろん、存命の作家はたくさんいるけれど、自分が気に入った作品の著者となると、そう多くはない。  そのひとり、ポール・オースターが亡くなった。別の記事で、これまで読んだオースターの作品については触れている。  この記事は、ブログを転々としたこともあって、いま

221 とにかく明るいけど重たい話

救急車は呼ばないでね 父(95歳、6月生まれ)、母(90歳、5月生まれ)。二人の誕生日が近づい…

220 絵の効用

絵をさらりと描く人たち 台東区の中央図書館には池波正太郎の書斎が再現されている。なにより…

219 毎日、絵に取り組んでいる

絵の下手さ加減への逆襲 絵が下手である。自慢ではない。だから絵には触らないように生きてき…

218 ゴールデンウィークの思い出

正直、悪いことしか浮かばない「5月はなんかねえ」と妻が言う。  妻の周囲では、5月に亡く…

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217 思い込んだら命がけ

人間関係の苦手な部分 思い込みの激しい人は、人間関係を苦手に感じることが多いかもしれない…

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216 好きと嫌いの間

恋愛話とは限らない ドラマでは、タテ軸、ヨコ軸、斜めといった人間関係でストーリーを動かす…

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215 嫌悪せよ、とは教育できない

昨日の話の続き 昨日の続きのようなことになりそうだ。昨日はこういう話だった。  すると、このようなコメントをいただいた。ありがたい。  確かに、私たちは、いまこの時点で、教育で「嫌悪せよ」と学ぶことはまずない。少なくとも基礎的な教育で、「これとこれを嫌悪しなさい」と教わることは想像しにくい。  もっとも、「自己嫌悪」といった言葉があるように、「こういうことをした自分を嫌悪しなさい」といった道徳的な話としてはあるかもしれない。嫌悪はあまりにも強い感情となるので、「そういうこと