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異業種のプレイヤーが続々と集まるHonmono。5年目でわかった共創のリアル。

こんにちは。Honmono代表の三井所です。
久しぶりの投稿です。

いよいよ2024年。
アーティストから起業家まで他ジャンルのプレイヤーがあつまる共創型の組織、Honmonoを作ったのが2019年。
山あり谷あり、崖っぷちを渡り歩き、崖から何度か落ちた気もしますが5年目を迎えることができました。

今思い返すと、
「ホンモノ?え、この人たち自分たちのこと本物って言ってる!」
「教会?怪しい。。」(協会!)

という世間の疑いの声からスタートしたHonmono協会。

今では、メンバーのみんなが「ホンモノってさー」、「ホンモノどうする?」
企業からも「ホンモノさんってこんなことできます?」

と、ホンモノという言葉を誰もが臆せずに使ってくれてることが創業の私は実は一番嬉しかったりする。

でもなぜ、このよく分からない組織が5年も続いたのか?
Honmono創立時、私は妄想エネルギーだけで突っ走ってきた。
成功見込みのようなロジカルにだけ捉えられていればやってないだろう。
今の私から見ても当時の私は頭が狂っていたと思う。

けど走った道のりを思い返すと、あのときの直感、行動、社会情勢、出会いなど全てが運命のように重なり合いながら今のHonomonoを創ってきたんだなと感じる。

今日はそんな道のりを走った手応えと今後のリアルな課題(誰か助けて)について話をしていきたいと思う。


Honmonoが誕生した瞬間


Honmonoを作ったのが2019年。

世の中はコロナ前。
私の会社は破産前。
そんな中、 Honmonoは生まれた。

立ち上げた会社が破産寸前でお金もない。
子供3人をどう養っていこうかと悩んでいる一方、
私は子供が描くアベンジャーズな組織を妄想していた。

アーティスト、クリエーター、起業家。
世のスゴい人たち集めたらすごいこと起きるんじゃないか!?


私はサラリーマンもしてきた。
起業もした。ちょっというと学生の頃はアートにも甘噛みした。

自分が登り詰められなかったジャンルで道を突き進むプロフェッショナルたち。
この骨太な「個」が集まり、組織のように力を合わせ、ワクワクするプロジェクトを遂行する。
興奮が止まらなかった。

そして集まったすごい人たち。
著名や肩書きではない。その界隈で熱い志とエネルギーを持った人たち。

よく集まったなー

これはすごい。それを見て更に集まるHonmonoメンバーたち。

うんいける。

1年経過、、、、、崩壊寸前。

とまぁこの辺りの苦悩は以下noteにて。

で、この苦悩を一言でまとめると何か。

そう簡単に共創なんて生まれない

ということです。

もっと分かりやすくいうと
そう簡単に人と人は力を合わせようとしない、ということ。

私も協力する側の立場になったら思う。

自分の時間やスキル、お金を投下して成功するか分からんことをする。
初めて会った人と多少話したぐらいで一緒に何かしようと覚悟きめきれるか?
いや、そんな余裕あるか?現実はやらなきゃいかんことだらけだぞ。

定期的に会ってワイワイ飲む、名刺交換してつながる。ぐらいなら簡単にできる。

が、土俵の異なる異業種のプレイヤーがプロジェクトベースで協力をする、その時の一歩目を一緒に踏み出す、それをやり続ける、この難しさ。

ホリエモンや鴨頭さんのように強烈なカリスマリーダーがいてその影響力と資金力、豪華な人脈があれば求心力も生まれやすい。

Honmonoはカリスマリーダーも上司もいない。
それぞれが主人公となり動く。
見栄えはかっこいい、がこれが難しい。
求心力は自分たちで作るしかない。

共創やコラボレーション。
言葉としてはかっこいいからなんとなく人は集まる。
だがこれをどう成立させるのか?

ティールやホラクラシー、OODA理論などの本を読み漁ったが、理論と実践は大きく異なる。

ただ5年間走ってみてわかったことがある。

共創に必要なものは何か?

私の結論、それは「信頼」だ。

参加するプレイヤーたちが信頼関係をいかに築くかということに尽きる。

幾度とない失敗や衝突を重ねながら信頼を少しずつ積み上げていく。

あの人となら一緒にやりたい。
Honmonoという土俵の上なら一緒にやりたい。

いわば、「力を合わせる文化」がなければ、どれだけすごい人がいようが大きなプロジェクトだろうが、私たちは力を合わせ続けることができない。

共創は手段でなく結果。

「共創しよう!」は「成功しよう!」と言っているのとほぼ同レベル。共創しよう!に何も価値はない。
共創を生み出すためには力を合わせる文化があること、
これが絶対的に必要なのだ。

それが Honmonoにあるのか?

正直、まだまだ。まだまだ足りない。

それでもこの壮大な取り組みを5年続けられたこと、そして本当に少しずつではあるがこの5年間の経験をもとに力を合わせる文化の礎は見えてきた。

Honmonoの本当の強みは?

そして数ある組織の中でHonmonoが自慢できることがある。

立ち上げ初期はプロジェクトを語っていた。東京メトロや日本赤十字といった名だたる企業とのコラボレーションも生まれた。
非営利団体、ティール型でここまでの活動をしているにはHonmonoが日本初だと思っている。

ただ何よりもHonmonoが素晴らしいこと。

それはメンバーたちの人間味だ。

この5年間。
衝突や失敗を繰り返しながらもHonmonoを一緒に考えるメンバーが凝縮されてきた。そして参加するメンバーが多種多様でありながらも、その文化を感じ取りアクションをしてきている。

先日の説明会で私はHonmonoに向かいない人という話を初めてした。

Honmonoは見せかけ、口だけの人は必要としていない。
誰かの挑戦に外野から批評するだけの人、毎回遅刻するような小さなことを守れない人も必要としていない。人を不必要に傷つけたり実力以上に自分を偽る人もいらない。

弱さを曝け出していい。曝け出すからこそ周りも本音を曝け出せる。
助けてを言えることは信頼の証だと思っている。

そして自ら動き、当たり前のことを当たり前する。
外野からの批評だけではなく、一緒に歩める人を求めている。

そういった人たちが純度高く集まっていることがHonmonoの強みだ。

もちろんそうじゃない人も参加することがあるし、自分自身も状況によってそういった傾向に進んでしまう時もあった。上記は自戒も込めている。

この発表は私の中での覚悟でもある。
今までとは異なるタイプの別れも2024年あるだろう。
ただし覚悟があれば、別れは新たな出会いも生み出す。

Honmonoの強みはなんですか?
と問われれば、私は間違いなく「メンバーたちの人間味」と答える。

世の中も追いついてきた

もう一つ、Honmonoを後押ししていること。

それは世の中が働き方の変革を求めるようになってきたこと。
これからの急速で曖昧な時代(VUCAという)に、1つの企業に属するだけ、1つのスキルで戦うだけでは豊かに生きられれない。

そしてコロナやウクライナ戦争によってそれが現実化した。世の中の変化が起きれば、自身の活動などいとも簡単にストップされてしまうということ、仕事が一気になくなるということ。

もちろんいい方向で言えば、オンラインの活用により本業をしながら複業にも挑戦しやすくなったし、AIにより新たなニーズを掴むチャンスが増えたもいえる。

そういった変化の時代に、自分の土俵で戦いながらも、スキルフルで信頼のできる仲間が横にいる。スピーディ&骨太なチームを作れるというのはこれからの時代に必須の武器とも言える。
その武器の一つとしてHonmonoがある。

こういった社会情勢も後押しし、Honmonoはここまで続けることができたのだと思う。

Honmonoの弱みとこれから

さて、これからだがHonmonoはまだまだ課題だらけ。

2024年は「拡大」を引き続きテーマとしたい。

Honmonoの弱み。それは非営利団体のため資金調達が難しいこと。
融資もしぶられるし、投資もしてくれない。
非営利団体としては頼みの綱の寄付もこの手の活動には寄付が集まらない。

影響力を一気を展開する資金力がない。
(だからこそ地道に汗をかけるメンバーが残ったという側面もあるが)

ただ運営母体としてはいつ潰れてもおかしくないぐらいのレベルだ。
(寄付、スポンサー大歓迎です!)。

と嘆く一方だと仕方がないので、2024年はHonmonoをより影響力のある組織にしたい。そのためにはまずはメンバーの拡大。
現在の40名から100名に拡大する。

メンバーが増えれば増えるほど、やれるプロジェクトが広がる。発信のエンジンも増える。それによってHonmonoが生み出す経済圏を1億円(現在4,000万円ぐらい)まで引き上げたい。

※経済圏とは?Honmonoで取り組むプロジェクトの事業収益や外部の企業からの委託事業の収益など、外部にアプローチして稼ぐお金のこと。

100名で1億円の経済圏をつくる。メンバーはHonmonoで何かしらのプロジェクトに取り組めばメンバー1名年間平均100万円ぐらいの収益が獲得できる。

Honmonoに加入するメリットは収益だけではない。
しかし、社会からお金を得るということはHonmonoにとって外部とのつながり形成や信頼の証にもなる。メンバーの自信にもつながる。

その規模を2024年は拡大していきたい。

一緒に創る人メンバー募集中!

ということで2024年のHonmonoを一緒に創っていくメンバーを募集している。

昨年始めた90日間無料トライアルも引き続き継続予定だ。

トライアルからの公式メンバーへの移行率はだいたい半分くらい。
驚くべきは公式メンバーに移行した人の解約率は未だゼロということだ。

・もう一歩今の活動をレベルアップしたい
・ダイナミックなプロジェクトにチャレンジしたい
・信頼できる仲間が欲しい

という方がいれば、ぜひトライアルでしっかりと体験して自分に合うのかを確認してほしい。

志とエネルギーのある皆さんがHonmonoで更なるステージアップを図れること、それを共に創っていくことを楽しみにしています。

↓ 説明会も開催中です!!


一般社団法人Honmono協会 三井所 健太郎

福岡県出身。KDDIにて法人向けITコンサルティングを担当後、2019年一般社団法人Honmono協会を設立。
前職で培ったビジネス×クリエイティブのスキル、日本各地に眠るアート×カルチャーの力を組み合わせ、新たな働き方や伝統文化を生み出す為、ティール型プラットフォーム「Honmono」を立ち上げた。現在、法人・個人含め37団体が参画中。


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