【うつ病になった大学生】 夢の中のわたしのリズム
何も言葉を紡ぐ気持ちになれない。
希死念慮に飲み込まれていく。
それでも、わたしの言葉が好きだと言ってくれる人がいるから、一生懸命言葉を紡いだ。今日は詩を書くことしかできないけれど、それでも今日も生きた。それを証明する詩。
わたしの言葉を希望と呼んでくれるきみがいるから
わたしは今日も生きていられる
この空っぽの存在に言葉を託すことができる
暁に染まるまちの中で
わたしは束の間の夢を見た
その夢の中で わたしは言葉を食べていた
朱色の空に包まれて わたしは言葉を食べていた