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遡る農場通信

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2024年、ほのぼのハウス農場は10年目を迎えます。 大勢の方々に支えていただきながら、日々、有機野菜やニワトリを育てています。今までの出会いに感謝しながら、私たちの歩みを皆さん… もっと読む
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記事一覧

祈りながらの畑仕事

2014.05.24 NO.11農場通信 吹く風が丘をかけのぼり、肌をやさしく包んでくれます。そんな過ごしやすい5月かと思っていましたが、ここ2~3日は大変暑い日が続いています。 日々、朝夕の寒暖の差が激しいですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。 レタス、サンチェなどの春野菜の出荷がピークを迎えていますが、この激しい暑さのため、葉先が縮れてしまい、日に日に冷や冷やしております。何とか6月中旬ごろまではこれらの春野菜が楽しめないかと考えています。 夏野菜も少しずつ大きく

わが子のように

2014.04.19 NO.5農場通信 「娘を育てるようだ」と妻はつぶやきながら、苗の管理を手伝ってくれています。育苗ハウスは胡瓜、トマトなどの夏野菜でいっぱいになってきました。 小さな鉢から野菜の成長に合わせて少しずつ大きな鉢に変えていきます。  こうすることで、作物もストレスを感じながら、新しい活力のある白い根を出しながら、強い苗ができていきます。 しかし、特に大きな鉢に移植したときなどは、根が一時的に切断されるために、水不足などで萎れてしまったり、弱くなって病害

はじまり

2014.03.07 NO.1農場通信 みなさま、こんにちは。 朝早くから畑の土の上を歩くと、ギュギュと霜柱が壊れていくのを楽しんでいましたが、ほっと山の畑で作業をしていると近いところで「ほーほけきょ」と聞こえてきました。春というのは突然やってくるのですね。こんなに大雪が降ったのは何年ぶりかという話をよく聞きますが、厳しい冬を乗り越えての春の陽気は本当にうれしいものです。 しかし、農夫の小生にとって、春の訪れは農繁期のはじまりでもあり、焦る気持ちを抑えながら、毎日作業に