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農薬だけが悪者なのかな?

農薬を拒否する人が多いのだけど
うちの農園は、無農薬でも有機栽培でもありません。

JAが決めた農薬を散布のスケジュールに従って使用しています。
特に収穫前は、残留農薬にならないように日数の管理は怠らず。

農薬散布も手作業も両方で

農薬使用しても、カイガラムシはブラシでこすり落としたり、コスカシバガはナイフで掘って殺したり、「手」の作業もやっています。
農薬散布しても虫や病気は発生するので、予防のため。
大発生を防ぐため、
そんな感じ。
 
「自宅で食べる野菜には農薬使わないんでしょ?」
と聞かれますが
他は知りませんが、ウチは農薬使います。

だって虫を手でとって潰す!?
虫がいるのはいいんだけど、プチプチ潰すのが気持ち悪いのです。


考え方の違い

虫が出ない土壌管理や虫が嫌がる草やハーブを植える方法もあります。
無農薬栽培と謳っていても
代替となる何かを散布している農園もあります。

いろんな栽培方法がある。
いろんな考えがある。

私が農薬をあまり悪者にしていない理由は、
「農薬散布による作業負担軽減」
「できるだけ収穫量を確保したい」
という農家の現実と

「自分で判断」して「何を使ったか?」がわかるから。

『完全な安全』なんてないと思っているので、
「過程がわかる」という安心を選択しています。

◯◯虫が発生する前に★★を散布。
雨が多くて△△病が出そうだから××を散布。


農薬のおかげ

農薬は、できるだけたくさん、できるだけ安定して作ることを目指して開発されてきました。
その昔は「野菜を洗剤で洗う」ほどの強い農薬が使われていたのも事実。
いや、その洗剤は大丈夫なのか?(笑)

今のところ、55年たいした病気もせずに生きています。

大飢饉になってもおかしくないほど、各地で天気が荒れています。
農薬や農業技術が発達していなかったら、お店から食料が消えていたでしょう。


実は知らないだけで…

そして食の世界では農薬よりも「大丈夫なのかな?」と思うものが製造されたり、出荷過程に入っていたりしています。

わかりやすい農薬が表で叩かれていると、そこは隠しておけるからね。

まあ、安心安全を求めたいなら
口に入るものすべて
『自給自足』してみることをお勧めします!



農薬のことは書いていませんが(;^_^A
こんな農家もいることをしってもらえたら嬉しいです。

くるみさわしずえの著書
農園をファンでいっぱいにする3つの法則


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