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コロナに戦争、混沌の中でわかったこと

コロナの渦の中にいた頃、
たくさんされていたafterコロナ議論
コロナ後は新しい明るい未来が広がってるようなイメージで語られることが多かった気がする。
しかし実際は
コロナとの戦いの最中であるにも関わらず、
ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。
数日で終わるかのように思われたものが泥沼化。
権威主義勢力と西側自由主義勢力がウクライナを舞台にして繰り広げる全面戦争のようになってしまい、
いま迎えつつあるafterコロナが
コロナ前よりも
混沌としたものになってしまった。

そんな中だが、
コロナで考えさせられてきたことが
戦争で確証され、
混沌の中で確信させられたことがある。

それはイデオロギー的な大それたものではなく、
なんと身近な買い物の話。

私が住むイタリアのスーパー、
パスタやコーヒー売り場には、ずらりといろんなメーカーのものが並んでいる。
どれにするか迷うところだが、
最近はすっかり地元志向。
なるべく近くの生産者のものを選ぶようにしている。

グローバル化が進んで世界中のものが
簡単に手に入る世の中、
簡単に手に入るバックグラウンドを考えると
すっごい排気ガスを出しながら飛び回る飛行機や
国境を越えて物を運ぶトラック運転手さんや
安い賃金で働く人々など
様々な姿が見えてくる。

いつもはそれが当たり前でも
いざ何か起こると、
当たり前が当たり前じゃなくなる。

マスク不足騒動や
物価高騰で、
そのことが浮き彫りになった。

いざという時、
近くに生産者がいるかいないかでずいぶん違う。
だから
生産者はなるべく近くにいた方がいい!
近くに生産者がいてくれるように
普段から近くの人を応援する。

その商品が地元の産物を使用してれば
さらにパーフェクト。
それが一番のぞましいが、
その分コストがかさみ
値段も高くなる。
小さい工場だと生産費も割高になる。
だが
それがもともとの形。

いつからか
大きい会社が
大きな資本を元手に
飛行機を乗り回し
より安いものを
より安く作るところを見つけだし
安くいっぱい作らせ
いっぱい売る。
大きい会社がいっぱい儲けるシステムに
消費者は簡単に巻き込まれた。
一般的に誰だって安いに越したことはないと思うので
遠くで作られた安いものを買い
近くで少し作ってるモノは高いからと買わなくなり、
近くて作る人を失った。

特に鮮度が一番な食べ物は近くで作ってもらったら、美味しいしに決まってるし、
何かあった場合でも入手困難にはならない。

だから地域の生産者さんを大切にしていきたいと思うし、そうされるべきだと思う。

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