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清き一票無いからわかる有難み

日本は統一地方選の後半戦が今週末投票日ですね。 私の住む町も5月末に市長選を控えています。 5月末までまだまだある気がしますが、 5年前現市長が選ばれた日の翌日から既に 次の選挙に向けての熱い戦いの幕が切られた町では ついに間近に迫った感じなのです。 町のあっちでもこっちでも塊ができて あーだこーだ語り合う町民の姿が目につきます。 さっきもうちの近所の人たちが車をとめてる駐車場で 塊ができてました。 選挙のことが頭になかった私は 「あら集会してるの?」と

    • コロナに戦争、混沌の中でわかったこと

      コロナの渦の中にいた頃、 たくさんされていたafterコロナ議論 コロナ後は新しい明るい未来が広がってるようなイメージで語られることが多かった気がする。 しかし実際は コロナとの戦いの最中であるにも関わらず、 ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。 数日で終わるかのように思われたものが泥沼化。 権威主義勢力と西側自由主義勢力がウクライナを舞台にして繰り広げる全面戦争のようになってしまい、 いま迎えつつあるafterコロナが コロナ前よりも 混沌としたものになってしまった。 そん

      • 新しい趣味

        ブログの方ばかりしていて すっかりこちらへの投稿から遠ざかってしまいました。 なのに、さらに浮気をしてマンガを書いてみました。 とはいえ、絵は描けないので 絵を描けない人でもマンガが書けるTapNovelMakerを使わせていただいてます。 ワンシーンコンテストという1000文字以内の ゲーム小説の公募があったので、それに応募してみようと始めたのですが、 わけもわからず始めてみたら 自分で色々組み立てられるおもしろさにはまってしまいました。 おまけに応募しようと即興で作ったも

        • 欧米とは言うけれど

          昨年9月、眼科で目が相当悪いことが判明したうちの子 先生に 「とにかく近い距離でこまこましたもの見るのは禁止」 と言われてから テレビを見ることが多くなったうちの子。 (今や子供がテレビを見てるとホッとするご時世です) それで、見始めたのがアメリカンなテレビドラマ いろいろ見るというより はまるとそればっかり見るのが うちの子の特徴のようで 古いゴシップガールは1~6全シリーズを3回は見たんじゃないかな。 (新しいのは強烈すぎて見てない) 最近見てるのは ビリオンズ T

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          声なきものの声

          イースターが日曜日に迫ってきまして 息子の学校は今日から6日間のイースター休暇。 イースター休暇には あそことあそこに 地球にやさしい遠足しようと思ってたけど ど真ん中の日曜日に義妹のところに 行かなきゃいけなくて スケジュールがパンパンになるし 通常の三割り増しくらいの電気代の請求書が来てるし 最近の買い物で ニンジンとトマト瓶とワイン以外は すべてが値上がりしてて 家計が圧迫されてるし(崩壊レベル 義母宅の片づけをしてたおかげで 自宅の片づけ、というか サマーシーズ

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          大きなお世話焼きおばさんのお見合いのすすめ

          先日テレビで イタリア名「5anni di fidanzamento」 原題 「The five year Engagement」 という10年ほど前の映画を見ました。 邦題は「憧れのウェディングベル」 結婚だけが カップルの形だとも まるで思わないけどね。 私の場合は 交際を続けるには 結婚でもしない限り 経済的にも 物理的にも不可能だったから しましたが、 国際結婚に限らず いっしょにいたいと思う二人が 家庭を築こうと思ったら 結婚という形式をとるのが 一番省エネで

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          ウクライナ国境から

          ロシアの侵攻でウクライナが戦場になって3日目。 ウクライナから脱出するために首都キエフやウクライナ東部から車で出発した人々が、 隣接するポーランドやモルダビアとの国境に到着し始めた。 国外退避をする人は10万人にのぼるとされ、 国境付近は10㎞を超える車の列ができているのだとか。 国境から中継される映像を見てるいと 最初は ビュンビュン飛ばしてきたと思われる 高級車で通過する人が多かったのだけど、 だんだん 歩いてくる人が増えて しかも ママと子どもだけというスタイルが多

          ウクライナ国境から

          地味だけど重要なこと

          シチリアに住む社会派主婦のほんともです 今日ふれたい地味だけど重要なこととは住宅問題です。 イタリアにいると、 家が代々受け継がれることによって生じる 社会のゆとり、豊かさを感じます。 これまでは ヨーロッパは石造りの家だから代々受け継がれる。 日本は木造建築だから短命。 とひとくくりに考えていたけど、 日本の木造住宅だって 代々受け継がれる家があるのにどうしてかな? と見てみると、 こだわりの注文住宅や 高級マンションなどに お住まいの方には当てはまらないけど、 一

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          おしゃべり上手なイタリア人

          イタリア人がおしゃべりなのはみなさんご存知ですよね。 広場で電車で飛行機で 歩きながらも、走りながらも、車を運転しながらも 大きな身振り手振りでおしゃべりするイタリア人。 みんなおしゃべりが大好き テレビ番組だって おしゃべりを繰り広げるだけで一時間、二時間番組がなりたっちゃう。 日本だと 「~~についてどう思いますか?」という質問に対して 「~~と思います」と ~~に形容詞一つ入れて会話が完結してしまいがちなところ、 イタリア人は 「~~~~~~~~~~~~~~~~~

          おしゃべり上手なイタリア人

          春は来てるの?

          イタリアでは1月29、30、31日のことを Giorni della Merlaといって 一年で最も寒い3日間と言われています。 Merlaは歌声が美しいから くろうたどり という素敵な名前があるのに 今日の今日まで 九官鳥だと思ってました くろうたどりよ ごめんね このいつもきれいな鳴き声をきかせてくれるMerlaでさえ この三日間は姿を見せず 暖炉の煙突で寒さをしのいでいるんだよ。 だから 真っ黒でしょ。 ってな感じの言い伝えです。 だから この3日間は過ぎたから

          春は来てるの?

          国語

          昭和ど真ん中の私の子供の頃、 宿題を親に見てもらったことなんて一度もなかったし、 「本読みました」のサインは子供の自筆でおとがめなかったし、 先生にげんこつは何度もされたけど、 大きなトラブルもなく 平和な世の中だったなーと思います。 それが今では 多くの親が子供の宿題に悩まされるという…。 まぁ宿題の問題は置いときまして、 子どもの宿題を見ながら考えた国語教育について少し書いてみようと思います。 イタリアの小学5年生くらいから中学生にとって一番重たい国語の宿題は 「本

          天皇制がなくなったら

          いまイタリアでは次期大統領を選出するための国会議員らによる投票が行われている。 中世以降、小国同士が権力争いしながら存続してきたこの地が、すったもんだの末、「王のもとに統一しよう」というよりは、「統一して一人の王を掲げよう」とまとまり、イタリア王国になったのは1861年のこと。 しかし、第二次世界大戦後、王家はファシズムに協力したと批判を受け、王政を維持するか?廃止して大統領をおく共和政にするか?大議論になり国民投票が行われることになりました。 そして国民投票で王政廃止派

          天皇制がなくなったら

          ハリーポッターの力

          日本でも見られた方多いかな? 映画「ハリーポッター」の20周年同窓会プログラム うちの子もこの世代のご多分に漏れずポッターヘッド、ポッタリアンなので 見ましたよ。 しかも2回も。 私は本が出た時も、映画になった時も素通りしてたので 完全にノーマークだったのですが、 今から5年ほど前、第二ハリポタブームみたいになってたのか、 学校でも話題になることが多かったようで、 当時10歳だった子供が本を欲しがったので その年のクリスマスプレゼントに第一巻を贈りました。 (その後も

          ハリーポッターの力

          休む権利

          きのう日本の友達とLINEをしていて 「こっちでは有休全消化が当たり前だよー」 「日本はとらないから5日はとるように義務付けされてるくらいだよー」 なんてやりとりがあった。 こっちの人は 有休は 休む権利がある日 休める日 って受けとめだから ガッチリとる。 この夏 北イタリアで働くお友達夫婦が遊びに来てくれた時 旦那さんが「一月前に転職したんだよー」 と言って、 「それで今回いきなり休みをとることになったけど まぁ大丈夫だったよー」 と言うの

          休む権利

          主人亡き後も日本に帰らずここで子育てを続けてるわけ

          最近 新しい資本主義とか、 ベーシックインカムとか、脱成長とか耳にする機会が多くなりました。 これまで続いてきたシステムが行き詰まり、歪み、それが格差の拡大という形で表面化し、このままではいられない、何とかしなきゃと知識ある方々が警告を発しているのでしょう。 とはいえ日本で暮らすほとんどの人は毎月決まった日に給料が振り込まれ、それなりに暮らしていけてるので、そこまでの危機感は感じていないのかもしれません。 だから今のシステムが支障をきたしてるなんて言われてもピンと来ない方

          主人亡き後も日本に帰らずここで子育てを続けてるわけ