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私のメモ帳活用術

ここ数年、手帳とは別にメモ帳を持ち歩き、気になったことはメモを取るようにしています。

そのきっかけとなったのが、こちらの本。2020年末に手帳術、ノート術、メモ術の本を手当たり次第に読んでいた頃に見つけました。

何を書いているか

気づいたことはなんでも書き込んでいます。

ネガティブ・ポジティブにかかわらず、気持ちが動いたら書く。

ご参考までに、具体的に何を書いているのか、例を挙げておきます。

  • 目にした/耳にした気になる言葉と、どこでその言葉を見つけたか

  • 心地良い/悪いと感じた出来事と、その理由

  • 欲しいもの

  • 行きたい場所

  • 素朴な疑問

  • 体調の変化

  • 本、テレビ、音声配信、映画、演劇、文楽の感想(鑑賞後だけでなく、鑑賞中にメモを取ることもあります)

このとおり、かなり雑多でランダムなメモです。

書いた後どうしているか

メモ帳を使い始めたばかりのころは特に目的も決めず、ひたすら書きまくっていました。

書き終わったメモ帳が少しずつ増え、達成感はあるものの、いまいち活用しきれていなぁと思っていろいろと調べているうちに、この本にヒントを見つけました。

マイノートは書いて終わり、ではなくて、「見返す」ことがとっても大切。自分が好きなものや気になることを集めた「自分の雑誌」を見るような気持ちで何度も見返すことによって、自分らしさを、自分がよくわかってくるようになります。

Emi「マイノートのつくりかた」P7

本書を読んでからは、過去のメモを定期的に見返すようになりました。

メモの見返しを続けていくうちに、自分の好き嫌いや趣味嗜好、ストレスを感じる対象、重視している価値観、などなど、いままで気づいていなかった、自分の傾向に気づけるようになりました。

Emiさんの言葉通り、自分のことがより深く分かるようになっている実感があります。

今となっては、メモは私にとって自己分析のツールとなっています。

使っているメモ帳

A6サイズの方眼か無地を使っています。(横罫はなぜか思考が制限される気がする。)現在はValue Booksの「本だったノート」を使用中です。

文庫本サイズで128ページ。値段は880円と決して安くはないのですが、もとは本だったというコンセプトが気に入って、つい買ってしまいました。

ページのところどころに活字らしきものが見え隠れするたたずまいも、非常に愛おしい。

https://www.valuebooks.jp/endpaper/11189/

灰色がかったザラつきのある見た目の割に紙質が良く、万年筆で書いても全く裏抜けしません。

過去に使ったメモ帳のなかでは、こちらが気に入っています。

紙質は言うことなし。もちろん裏抜けなし。シンプルなカバーデザインや、ピスタチオグリーンの方眼線も目に優しくて素敵です。

使っているペン

その時の気分で、万年筆か、手帳用のペンをランダムに使っています。

ただ、観劇中にメモする時だけは鉛筆を使います。鉛筆なら、ノック音やインク漏れが気にならないし、万が一失くしたとしても、安価なのであきらめがつくので。

デジタルとの併用

メモを携帯していないときには、スマートフォンのGoogle Keepに記入しています。

行きたい店や買いたいものなどは、外出先ですぐに検索したいので、メモ帳よりもGoogle Keepに記録しておくことが多いです。

デジタルのメモだけで十分なのでは?と思われるかもしれませんが、私は自分の手で文字を書く行為自体が好きなので、アナログのメモ帳は手放せません。

それと、適当に開いたページを読んで偶然の出会いを楽しむ、みたいなことがしたいときには、アナログのメモ帳が適しているなと思います。

おすすめの関連書籍

上記以外で、私がメモを取る時に参考にしている本を4冊挙げておきます。

書く瞑想

タイトルが良いですよね。

自己分析のためのいろいろなワークが紹介されているので、自分に合うものから始めるといいと思います。

私は寝る前に1日の振り返りをする際に、本書で紹介されている方法をアレンジして使っています。

自分を変えるノート術

具体的なノート活用法のヒントがたくさん載っているので、何を書いていいのかわからない、という人におすすめしたい1冊です。

本書で紹介されていた「一人合宿」は、近いうちに是非やってみたいと思っています。

「やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術

第3章の「ログを取る」に関するセクションを読むとメモの効用が分かり、メモを取ってみたくなるはず。

何もしない習慣

第4章に書かれてるログ取りの方法は、コーピングリスト(ストレスを感じたときの自分なりの対処法をリストにまとめたもの)を作る際に役立ちます。

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