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久方ぶりの新規開拓で出会った南フランス〜自由が丘「Cocotte Cuisine」

大岡山の我が家から自由が丘までは、徒歩で20分弱。妻との週末ランチに手頃なエリアなのですが、どうしても決まった店のローテーションとなります。たまには新規開拓とサーチしたところ、引っかかってきたのが「Cocotte Cuisine(ココット・キュイジーヌ)」。妻に聞くと、彼女も行ったことがないとのこと。

東横線線路の東側、さほど店が多く並ぶ地域ではありませんが、モルドバのワイン専門店や、オシャレなベトナム料理屋「L'Atelier de Stand Banh Mi(ラトリエ ドゥ スタンド バインミー)」がある通り。その店の隣のビルにあるのが「Cocotte Cuisine」、2階ですが大きな窓が道路に面しています。

店に入ると、まず惣菜類が入ったケースが目に入ります。奥に向かってハイテーブルと椅子が並びます。カジュアルなデリ兼レストランという感じです。

ビールを注文すると、フランスのリルで醸造されたもので、Pale AleとAmber Aleの2種類。一杯目なのでPale Aleの方で。

メニューは黒板に書かれていますが、アントレもメインも魅力的なものが並びます。中からスターターとして選んだのはSalade Landaise。南フランスのランド県のサラダです。グリーンリーフの上にトッピングされているのが、鴨の生ハム、グリルした砂肝のコンフィ、そしてレンズ豆。あまり他のレストランでは味わえない、フランスの香りがする一品でした。特に、生ハムと砂肝が、食べたことのない美味さ。

ワインは妻は泡から白、私は赤ですが、二種類ある中から好みに応じて出してくれました。基本は南仏ラングドックのワイン。ボルドーやブルゴーニュと比べると、知名度は低いのですが、なんとなく割安な感じがするので、私は良く注文しています。お店の方曰く、「妻がラングドック出身で、ワインも料理も、南フランスのものを中心に出しています」とのこと。

後で調べてみると、2021年にオープン、ファニー・フェルナンデスさんがオーナー・シェフ。自家製の惣菜をオリジナルの瓶などに詰めて販売もしています。

メインは牛さがり肉のステーキ。付け合わせはフライド・ポテト。フランスの定番、ステーキ&フリットです。ソースは、これもスタンダードなペッパーソース。肉の焼き具合が、我々好みのミディアム・レアで、こちらもBon!

我々は大テーブルに座っていたのですが、隣のグループはフランス人男性と日本人の奥さまを中心としたグループ。旦那様は、食前にパスティス(Pastis)を飲まれていました。アブサンのように、アニスの香りがついたリキュールですが、これも南フランス発祥のもの。アントレには、車海老をパスティスでフランベした料理が並んでいました。次に来たときは、パスティスを飲みましょう。

壁に並ぶのは、ラングドックのワインなどのお酒、フランス産の調味料。すべて購入することができます。レストランとしてのみならず、惣菜・フランスのお酒の販売店としても活用度高しです。
私が行った土曜日の昼は満席、週末は予約必須だと思います。

たまには新規開拓するものですね。自由が丘で発見した南フランスの空気でした


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