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吉祥寺を歩く〜懐かしの店も頑張っている

夜、国分寺に行く用があり、折角なので吉祥寺をぶらつくことにした。大学の4年間、吉祥寺で暮らし、就職してからも3年間、吉祥寺の店で働いた。思い出の多い街である。

まずは昼食、ハモニカ横丁の「みんみん」を訪れる。40年前から変わらない店構え、看板の餃子、ラーメン類はもちろんのこと、アサリチャーハンも好きだった。餃子とチャーハンと注文したいところだが、今はとても食べられないので、餃子にビールとした。

「みんみん」の餃子は、少し大きめ、皮はもっちり、餡はキャベツの食感が残るアッサリした味である。懐かしの味を楽しみながら、ビールを飲む、贅沢なランチ時である。

あいにくの雨なので、アーケードの下、サンロードを歩く。多くの店は変化しているが、流石に無くなっているだろうと思った店が、今もあった。古書店の外口書店である。かつては、その並びにもう1軒別の古書店があり、両店を始終のぞいていた。外口書店の書棚は、周囲の変化とは無関係に存在していた。

サンロードから、雨ふる外を覗くと、鰻屋「うな鐡」、ジャズのライブハウス「SOMETIME」はまだしっかり客を迎えていた。中華料理「翠蘭」も健在である。

次にサンロードと垂直に接するダイヤ街を散策。あるある、おでん種の店「塚田水産」、その隣は和菓子「小ざさ」、店頭が随分おしゃれになった肉屋の「さとう」。細い階段を登った2階のレストランもしっかり営業している。乾物屋の「土屋商店」はそこだけタイムスリップしたかのようないたたずまいである。

お好み焼き「百花」、焼肉の「李朝園」、変わらない飲食店もまだまだある。そして、入ったのが喫茶店「くぐつ草」。ここでよく時間をつぶした。当時も飲んだストロングブレンド、美味しいコーヒーと素敵なカップ、居心地の良い店内の空気、ずっとここにあって欲しい。

懐かしの店が頑張っている、それだけで元気が出る


献立日記(2021/10/14)
牛肉とクレソンの小鍋
トマトのしそポン酢
春菊とマッシュルームのサラダ(ハチミツドレッシング)



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