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メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1番Op.12〜今日は娘の宣伝です

次女が所属しているスコットランド室内管弦楽団(Scottish Chamber Orchestra、以下SCO)は、今年創設50周年を迎えました。コロナ禍をきっかけに始めた、デジタル・シーズン(配信サービス)ですが、3月16日まで、オーケストラメンバーにより編成されたカルテットで、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1番Op.12を配信しています。

次女がイントロダクションで話していますが、この曲は1829年、メンデルスゾーンのスコットランド訪問の後、ほどなくして完成しました。20歳の頃の作品です。

その後、1830年に交響曲第3番を完成、こちらは“スコットランド“という愛称で知られます。さらに同年“フィンガルの洞窟“という演奏会用序曲も完成しています。原題は“ヘブリディーズ諸島“、スコットランドの西に広がる島々、ウィスキーで有名なアイラ島や最大のスカイ島などが含まれます。その中の一つ、スタファ島にある観光名所がフィンガルの洞窟です。

このように、スコットランドと結びつきのあるメンデルスゾーンの作品の一つが、この弦楽四重奏曲第一番ということです。

娘の解説によると、劇的なこの楽曲は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第10番“ハープ“(1809年)の“paraphrase〜言い換え“で、数年前(1827年)に他界した先人への別離の気持ちが込められているのではないかとのことです。

“ハープ“という愛称は、曲中に登場するピッチカートからですが、メンデルスゾーンの本曲にもピッチカートが登場します。両曲を比べて聴くのも面白いかと思います。

期間限定の配信ですが、ご興味ある方は、是非お聴き下さい


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