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いざ!しまなみ海道へ!!(その2)〜「ベラビスタ スパ&マリーナ尾道」の洋食

(承前)

しまなみ海道に行くに際して、どこに泊まるか。色々と検索してみると、高い評価の宿が「ベラビスタ スパ&マリーナ尾道」でした。調べてみると、結構なお値段。それでも、折角だからと予約しました。

大島からしまなみ海道を、尾道方面に戻り、さらに東方面に車を走らせます。しだいに、「こんなところにホテルなんてあるのか?」という気分になってきますが、目指す「Bella Vista」〜「ベラビスタ スパ&マリーナ尾道」の看板が現れます。結構な坂道を登っていくと、シンプルで上品なエントランスが現れます。

玄関を入り、先に進みラウンジを抜け外に出ると、素晴らしい景色が展開されます。木のデッキの中央には海につながるかのように水が張られ、眼下にはマリーナ。その先には、百島(ももしま)など瀬戸内の島々が広がります。

ホテルのスタッフに尋ねたところ、元々は地元の常石造船の迎賓館だったものをリノベーションし、10年ほど前にリゾート・ホテルにしたそうです。持株会社常石グループの下、ユニークな“ライフ&リゾート事業“を展開しているようです。

部屋もゆったりとしたスペースで、窓からはもちろん上述の景色が少し上の目線から見ることができます。“スパ“と名乗っているだけあり、温泉ではありませんが露天風呂・檜風呂、さらに岩盤浴も楽しめ、アメニティ類も完璧です。プライベート・エステ、中国整体も楽しめます。

朝・夕食は、メインダイニング「エレテギア」で洋食、もしくは「双忘」での和食です。我々は2泊の予定なので、初日の夜と翌日の朝は洋食、2日目の夜とチェックアウト日の朝は和食としました。

今日は洋食のレポート。

まず、到着日のディナー。ホテル内のレストランとは言え、離れのような場所にあるレストランへは、一旦外に出てのアプローチ。瀬戸内海を眺めながら、レストランに向かうので気分も高揚します。

レストランはオープン・キッチン内にあるカウンター座席と、開放感のあるテーブル席に分かれており、我々はキッチンのカウンターに座りました。ワインも色々ありますが、料理とのペアリング(5杯)を選択。念のため一杯の量を確認すると、120ml程度ということでした。(泡・白x2・ロゼ・赤)

最初は新玉ねぎを使ったスープ。パンは全粒粉を使った自家製。2皿目は石鯛の刺身と紫雲丹にエディブルフラワーをあしらったもの。3皿目は瀬戸内のチイカ。ホタルイカを1.5回りほど大きくしたサイズで、イカスミも練り込んだソース。続いて、地元の亀ちゃんトマトの冷製ソースに素麺を合わせ、リコッタ・チーズをあしらった皿。

ここまで全て美味しいのですが、続く穴子が絶品。キッチン内には薪オーブンがあり、これを使ったローストが特徴的。肉厚の穴子をまわりはカリッと、中はふっくらと焼き上げられており、人生最高の穴子でした。

メインのお肉の薪火焼きは選択制。牛肉のシンタマ(赤身)とイノシシのロースを選び、それぞれ半分ずつ盛り付けてもらうことに。そして最後の〆は、もち麦を入れたご飯をパエリヤ風に炊き上げ、真鯛のローストをのせた一品。鯛をほぐして、洋風鯛めしという感じで食べます。

アヴァン・デセールのプレートには、37回目の結婚記念日お祝いメッセージをあしらっていただき、最後は清見オレンジのジュレとチョコレート・ムース。食後はキッチン、冷蔵庫内を見学させていただきました。

この後は、ホテルのバーで蒸留酒を飲み、消化促進。ラウンジでは尾道ラーメンがサービスでふるまわれますが、流石にお腹いっぱい。食べることは叶いません。

翌朝、あれだけ食べたのに、朝風呂・岩盤浴を経ると食欲が湧いてきます。

昨夜のレストラン、朝はテーブル席で朝食。最初にオードブルが登場し、ビュッフェに加えて、メイン料理を一品選ぶ仕組みで、どれも捨てがたい。妻はチーズオムレツ、私は鯛のローストを選択。朝食も大満足、周りのテーブルは中国系アメリカ人の団体の方が多くいらっしゃいましたが、みなさん楽しそう。

次回は、和食のレポートです




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