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エジンバラからロンドンの旅(その10)〜我々はなにを食べたか

(承前)

エジンバラ・ロンドンの旅行記、最終回は私たちが何を食べたかを記録します。どの店も満足いくクオリティだったので、お勧めできます。旅行に行かれる方は、参考にしてください。予約は必須ですが、今はオンラインでできます。

3人以上で食べていますが、我々は一人一皿〜前菜・メインという注文の仕方はせずに、基本的に皿をシェアするスタイルです。3人だと前菜2皿、メイン1〜2皿(普通の方よりは少食です)、ワインは結構な量(昼から3人で1本はデフォルト)という感じです。逆に言うと、シェアしやすい店を選んでいます。

なお、スペイン料理のタパスを食べさせる店がロンドンでも増え、シェアすることについては店側も抵抗ありません。

全体感からすると、最初にロンドンに赴任した1996年に比べるとレストランの質は格段に上がりました。インターナショナル色もより強くなったので、バラエティに富んでいます。

値段の方ですが、流石に円安なので円換算すると高いです。でも食べないわけにはいかないので、換算することはやめにしましょう。イメージとしては1ポンド100円で考えると、気持ちよく勘定ができます。(本当は190円程度)

それでは羅列していきます。

エジンバラ

4月5日 夜 
Cadiz
エジンバラではムール貝が食べたかったので、「Fisher‘s」に行こうと思いましたが、金曜日ということもあり満席。色々当たった結果、行ったのがCadiz。その名の通り、スペイン・テイストのレストラン。シェトランド産のムール貝(Steamed Mussels)にありつきました。なお、スコットランド名物ハギスは、ホテルの朝食に出たのでしっかり食べました。

4月7日 昼
The Bon Viviant
日曜日なのでサンデーローストの店を探しました。義理の息子となった次女の旦那のお勧めガストロパブ。キャンペーン中とかで、隣の系列ワインショップから持ち込みができました。メインで食べたのは、Roast Scottish rump cap。スコットランドのビーフは有名ですが、“rumb cap“はお尻の上の部分、これのローストビーフ。ヨークシャー・プディングなど、典型的な添え物でイギリスを感じました。


ロンドン

4月8日 夜
Parson‘s
オペラ前の食事。同行した、妻の友人N子さん(ロンドン在住)がアレンジしてくれた洒落た感じのシーフード料理店。ホタテ貝やLemon Sole(カレイの一種)のソテーなどをつついて、劇場へと向かいました。


4月9日 昼
Haz, St. Paul's
ロンドンにいくつか店舗展開する、勤務時代にも使っていたトルコ料理店。セント・ポール寺院、シティの散策ついでにと思いアレンジ。フムス(Hummus)、Babaganoush(ナスとヨーグルト)などの前菜、私はLamb Shish Kofte(キョフテ)という羊のひき肉のケバブが好きなので食しました。ケバブはBabaganoushをつけて食べても美味。

同日 夜
The Shed
ノッティング・ヒルにある小さなレストラン。素材・ワイン(イギリス産)にこだわり。メインで食べたのはBeef Bavette、ハラミステーキ。これもよかったのですが、サイドディッシュで頼んだポテトが激ウマ!

4月10日 昼
Min Jiang
長女・孫娘2人、次女もロンドンに来てランチ。ハイ・ストリート・ケンジントンのホテル内にある中華料理。ケンジントン・ガーデンを見下ろせる眺望が素晴らしい。飲茶プラス北京ダックを食べました。皮や肉を薄餅で巻いて楽しんだあとは、残り肉をチャーハン・焼きそばなど(選択)にしてくれます。上品なお味で満足。

同日 夜
ROVI
次女がアレンジした、オットレンギ(Ottolenghi)という有名シェフの店。長女・次女が入ってのディナー。イスラエル・地中海フレーバーが入った、あまり体験したことのない味。野菜が色々あって、どれも初めての体験。メインで注文したJerusalem Mixed Grill(チキン)は、正肉・ハツ・レバーを炒め合わせた料理で、スパイスが効いていて美味い。今回の旅行で、一番驚きを感じたレストランです。

4月11日 昼
Chuan Royal China
ミュージカル前に、チャイナタウンで飲茶と思い、昔よく行った店をチェックすると軒並み閉店。一方で、Putneyの店(今は無いみたい)によく通っていたRoyal Chinaが店を出していました。グループ他店とは違い、四川料理風が特徴のようですが、オーソドックスに飲茶メニューを注文。〆はいつも食べていたCrab Meat E-fu Noodle(蟹肉伊麺)。焼きそばとはちょっと違う、蒸し麺を楽しみました。

4月12日 夜
Hawksmoor, Air Street
駐在時代に登場したステーキ・ハウス。今や、多くの店を展開していますが、ピカデリー・サーカス近くの店で、N子さん夫妻と最後の夜を楽しみました。一人用のカットもありますが、量り売りの肉は、店員がその日のカットを教えてくれます。我々頼んだのはTボーン。美味かった!妻も感動してました。そして、ここのフライドポテトも!!!

4月12日 二次会
Larry's
N子さんがアレンジしてくれた、National Portrait Gallery地下にあるバー。ライブ・ミュージックも演奏されています。お洒落なカクテル・メニューには、“The Hepburn“、“Cecil Beaton“(イギリスの写真家)といったオリジナル・カクテルが並び、壁にはさまざまなポートレートが飾られています。「カクテル・ブック販売してないの?」と聞くと、「もうすぐ発売する予定」とのことでした。

4月13日 遅い昼食
Maison Francois
私がハードに引き回したせいか、ステーキ好きの義妹は疲れから前夜のディナーをパス。リベンジもあってこの店に行きました。こちらもN子さんのお勧めで、14時から17時半まではステーキ&フリットが15ポンドで食べられます。最後のイングリッシュ・ブレックファストをしっかり食べ、14時からのランチ。「フォートナム&メイソン」の近くなので、最後の買い物にも便利な場所。こちらの肉もBavette〜私の好きなハラミ。そして、いわゆるフレンチ・フライ。最後までジャガイモ三昧でもありました!


“美味しいイギリス“を堪能しました!

ちょっと思い出すこともあるので、明日は“おまけ“として土産話を少々。

しつこく続く


*写真の説明は省略します。写真と店の対応関係をご想像下さい


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