イベントを終えて、開催する意義とこれから
2023年4月15日・16日 アーティスト在廊のもと、無事に会期を終了し、
地元から、遠方から50人近くの方に来ていただきました。
尚、展示のみ(アーティスト不在)5月7日まで開催しています。(最後のページのカレンダーにて日程確認してください。)
空き家問題について提案
国も地域も手をつけることができない空き家は今後どんどん増えていくであろうと言うニュースを最近よく聞きます。
お金をかければ何でもできる。しかしお金が使えないからそのまま放置される空き家もあります。
そこでお金をかけずにどうやったら空き家を有効活用できるのか?
まず身をもって空き家を購入して、空き家の活用方法を世の中に定義し、新しい切り口でモデルケースをつくり空き家問題の解決に挑戦しようと考えたのが今回のきっかけです。
空き家は築100年の農家住宅。空き家期間は30年以上にもなり、内部はシロアリや、経年・地震によって傾いたまま。トイレは汲み取り、風呂はなし。多少の改装では住める状態ではありません。
古民家といえば、キレイにリノベーションされておしゃれな空間をイメージする人も多いと思いますが、本来空き家であればかなりボロボロの状態です。実はその状態を見る機会って少ないんじゃないかな?と思い、それならいっそそのまま空き家を展示してやれ。というのがきっかけです。
(僕自信も建築系の仕事をしていますが、なかなかボロボロの空き家に入る機会は多くはない。誰かが住んでいる場合は、プライドや仏壇問題でなかなか見せたがらない。)
将来的には改装の予定ですが、いったん今の状態の空き家を知らない人に見てもらい少しでも現状を伝えたい、考えるきっかけを作れたらと思い企画しました。
展示内容
名古屋在住のアーティストkiyoshi yasuda氏に「ここから文化を発信したい。」と相談。
そこで①空き家問題、②移住者と移住先の地元の人との人間関係
の2点から着想した作品を制作してもらいました。
まずメインの大きなスペースにみんな集まれる「場」みんながたのしくコミュニケーションがとれる「輪」をコンセプトにした作品(インスタレーション)を展示
他のスペースには、来場者が話の種になるような会場構成を考え、過去の作品や進行中のプロジェクトの展示をしています。
と同時に、空き家の傷んでいる部分にそのままキャプションをつけて紹介。アーティストの作品とともに、とても興味深い展示となりました。
今後
今回のイベントは5月7日まで展示をしていますが、次回以降(改装がはじまるまで)も空き家について考えることのできるイベントを企画していこうと思っています。
また、HOOKの理念「好奇心の集積所」をめざした、好奇心あふれる人、その好奇心に触れたい人をめぐりあわせる企画をしていこうと思っています。
補)5月7日までのオープン日
期間 2023.4.15〜5.7(4.17〜5.7の期間の別途カレンダー日程での開催と、個別対応の開催となります。)
無料
場所 洲本市中川原町二ツ石240
アーティスト kiyoshi yasuda
http://kiyoshismilefactory.com/
企画・運営 HOOK
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