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大吉(後)(1分小説)

僕は、自分の部屋にいる。
loto7の抽選結果は午後7時には、分かっているはずだ。
優子は幸運の女神なのか?
大吉パワーでもビギナーズラックでもなんでもいいから当たって欲しい。

時計は7時をまわっている。
パソコンを開いて、「loto7 結果」と検索してみる。
自分の購入した券と番号を比べてみる。

結果は、

惨敗

だった。


いつものパターンだ。
さすがに、一口だけの一発勝負は無謀過ぎたか。
そうやって、僕は甘い夢から目を覚まして現実を見る。
やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい、とはいうが反省、後悔することしきりだ。

そう言えば、おみくじには、
人に尽くせば運が開ける、とあったな。
世の為、人の為になる事をしろということか。
これからも、仕事に頑張ろう、そうすれば、中吉ぐらいは出るかな。

僕は、購入した券を破り捨てて、本を手に取った。

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