見出し画像

その風味は”果物市場”~Brazil Fruta Mercadao~

たくさんのフルーツが次々に顔を見せてくるような、楽しいコーヒーです。
コーヒーチェリーの持つ酵母を活用した手法で、アナエロビック(嫌気発酵)の工程のあとにナチュラルで仕上げ、これまで広く持たれていた「個性が強すぎない飲みやすいブラジル」の印象から「味わいの層が厚い華やかなブラジル」に変身したような、花開くようなフルーツ感のコーヒーです。

Brazil  Furta Mercadao 
〈地域 / 農園〉ブラジル ミナスジェライス州セラード地域 / ドナ・ネネン農園(代表農園)
〈標高〉1,080m
〈品種〉ブルボン
〈精製方法〉アナエロビック ナチュラル
〈テイスティングノート〉レモン、あんず、さくらんぼ、プラム、ピーチ、キウィ、チョコ、ナッツ、水あめ、はちみつ

その味わいを出すために、当店では、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味が持続することを目指しています。
味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。
当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯から淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、高い温度で淹れ始めることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?