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透明感とスパイシー感~Colombia El Paraiso Lime Anaerobic ~

コーヒーなのに、ライムのようでミントのようで、カルダモンのような風味がある。。。そしてマウスフィールはレモネード?!
滑らかでクリーンなそのコーヒーは、コロンビアのエルパライソ・ライムです。
アナエロビック(嫌気発酵)で精製するコーヒー豆は、様々な手法で行われており、まだ発展途上と思うこともありますが、このエルパライソ農園で行われるアナエロビックは、確固たる思想・技術・着地点がある、といつも思わされます。
ダブルアナエロビック(2回の嫌気発酵)は、狙った温度管理の元で行われ、ビールでいえばオフフレーバーを出していないドリンカビリティの高い、と呼べる、素晴らしく美しい味わいを引き出しています。

アナエロビックが好きな方にも、まだ体験したことのない方にも、是非このエルパライソ・ライムで、コーヒーの可能性の愉しさを味わっていただきたいと思っています。

Colombia El Paraiso Lime Anaerobic
〈地域〉カウカ県ピエンダモ地区 ビジャロシータ農園(精製:エルパライソ農園)
〈標高〉1,700m以上
〈品種〉カスティージョ
〈精製方法〉ダブルアナエロビック
〈テイスティングノート〉ライム、ミント、パッションフルーツ、カルダモン、チョコ、アプリコット、レモン、アガベシロップ

その味わいを出すために、当店では、
・焦げ味が出ないように焙煎し(焦がさない焙煎)
・焙煎直後から耐圧容器内で圧をかけて保存する(加圧熟成)
ことで、さらにまろやかな味が持続することを目指しています。

味の定着には、焙煎してから1週間もしくはそれ以上、二酸化炭素で圧をかけて酸素に触れない環境下(ビール樽内やビール瓶内など)でコンディショニングを行います。
これで、様々なコーヒーの持ち味が、バラバラではなく角がとれてまろやかにまとまります。
そして、樽から出した後も、空気が触れないような容器の中であれば、さらに味は良いほうへ変化していきます。
お客様のお手元で、是非コーヒーの成長をお楽しみいただければと思います。

当店のコーヒーは、沸騰直後のアツアツのお湯で淹れることを推奨しています。
焙煎による苦味がないので、お湯の温度を下げる必要がなく、逆に高い温度で淹れることで豆が持っている個性がはっきりと出ます。
ペーパーフィルターで淹れて、すっきりとしたフレーバーを楽しむのも良いですが、コーヒー豆のオイルも一緒に抽出されるフレンチプレスのような淹れ方も、甘味が余すところなく出てオススメです。



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