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農閑期に仕込まれ夏に飲むセゾン

 ベルギーのワロン地方で造られていた夏だけのビアスタイルがセゾンの始まり。

 冬の時期仕事があまりない農家が農閑期にビールを仕込み、最盛期の夏に農作業の合間に飲むためのビールを造ったのがセゾン。夏に労働後の野ぞの渇きを癒すためのビールだったため、甘さ控えめですっきりとした飲み口のものが多かったようです。

 セゾンは元々、野生に存在している酵母を利用して造る自然任せのビアスタイルだったため造られる農家により様々な味があったようです。

セゾンの特徴

 もともとは自然由来の酵母を使って造られていたセゾンですが、今では「セゾン酵母」が使われています。

 セゾンの特徴としてはほかのビアスタイルにはあまり見られない、ピーチ・グレープフルーツ・ライム・ホワイトペッパーを思わせるようなフルーティとスパイシーが混然一体となった複雑な香りがあげられます。

 これらの香りは特別な副原料を使わずセゾン酵母だけで造られていて、同じセゾンスタイルのビールでもいろんな味が楽しむことができるビアスタイルです。

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