NaoyaTachibana

広報関係で働く人。元動画屋で元市場記者。写真と音楽が趣味の酒が飲めないワインエキスパー…

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広報関係で働く人。元動画屋で元市場記者。写真と音楽が趣味の酒が飲めないワインエキスパート。耳がちょっと壊れがち。

マガジン

最近の記事

漫画家

こどもの頃、漫画家っていうのは、40歳代で、だいたい男で、肥満ではないけど瘦せてもない、後になって知った言葉でいうと中肉中背で、トレーナーを着ている人、というイメージがあった。 いつ自分のなかで出来上がったのかはわからない。男っていうのは、自分が読んでいた漫画の作者のペンネームがだいたい男の名前だったからだろう。 私の世代から見かけなくなり始めたであろう、ステレオタイプの漫画家は、ベレー帽で、眼鏡で、チェックのシャツを着ていて、肥満か痩身かとにかくやや不健康な体型をしたちょ

    • 備忘録:アムステルダム国立美術館

      夏季休暇に欧州旅行としけこんだ。 なんて言えば聞こえは良いが、所詮は会社員。4泊6日でうち機内一泊の弾丸旅行だ。機内で尻の肉が痛いこと痛いこと。 行き先はオランダの首都アムステルダム。 オランダといえばオレンジ色、柑橘だの橘だのと名乗る自分にとっては因果ある国…なんてことはなく、ただ「数ある未踏の国で渡航滞在費が比較的安くてなんとなく目的もあるところ」だったに過ぎない。 行った感想は楽しかったに尽きる。 自身の海外渡航は昨年のNY以来だが、久々の夫婦での海外旅行だった。妻

      • 最近のこと

        うーん、ご無沙汰。 こんにちはあるいはこんばんは(すぐ便乗する) しばらく書いていなかったのは、特に書き連ねることもなかったし、なんやかんやで忙しかったから。 昨年末に転職して以来、忙しく過ごしていて、あれやこれやと気づいたら6月、やれ梅雨だと思ったらあまり降らず、酷暑に見舞われて終わった上半期でした。 生活のベースは仕事で、趣味の時間が少し減ってしまったのだけど、いまのところ仕事が楽しいのでそれはなにより。 そんななかでも相変わらずガジェットは買っていましたので、そ

        • おわり

          どうやら最後のエントリはなにか書き殴った7月のものらしい。 早いもので2021年も終わろうとしている。終盤にはいつもこの言い回しを聞くが。 振返りと来年に向けてなんて自分の中でまとめればいいのだが、書いてみる。そう思った理由は後ほど。 写真相変わらずの「禍」の中で、写真についてはいくつか活動した。 成人式の晴れ着撮影、ワークショップ参加、夏は写真展に出展。 いずれのケースでも、モデルになってくれた人には感謝しかない。 あとは12月に入って、ライブの撮影をしたのに加えて

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        • 柑橘さんの雑記帳
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        • Photo
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        • 柑橘ワインメモ
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        • ぷららぼ
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        記事

          主観と客観、地続きと飛び石、あなたの正義はだれかの悪。

          主観と客観、地続きと飛び石、あなたの正義はだれかの悪。

          可能性の種とかいうもの

          2回目の新卒就活の頃の話。 2月だったと思う。修論の審査も終わり、研究室かバイト先の事務室でゆるやかな時間を過ごしていた。 すでに内定をもらっていたが、何か魅力を感じて、とある専門誌の編集部の求人に応募した。 求めるスキルは英語、Dreamweaverを使ったホームページの編集、電話対応。 どれも最低限はできるかなと、軽い気持ちで書類を送付したら、面接に呼ばれた。 訪ねたのは都内の雑居ビル2階。 ドアを開けて視界に入ったのは資料の山。 机の上、ワープロと思しき機械の上、

          可能性の種とかいうもの

          おもったこと

          写真が好きだということ。 強度のある写真が撮りたい。 強度とはなんだろう。コモディティ化されにくい、残る写真のことだろうか。 一方で、伝わる写真が撮りたい。 伝わるってなんだろう。わかりやすい、意味が明らかな、共感されやすい写真のことだろうか。 奥は深いけど、区別付けにあまり意味はないのかもしれない。 私は、私が満足できる形で、誰もがいいねと言う写真を撮るのが得意ではない。 私はまずは、私の写真を好きだと言ってくれる人に、喜んでくれる人のために撮る。それでいい。

          おもったこと

          秋、三十路、思い耽る

          「経験豊富ですね」 「色んなことをやってきたんですね」 と言われることが、しばしばある。 前者についてはこのあと。後者はまあ、そうかもしれない。変な道を歩んできた自覚はある。色んなところに首を突っ込んできたことにちがいない。 でも、あたりまえなんだけど、みんな、通ってきた道以外のことは経験していない。 10代20代なら、経験の量が無いから、少ない経験の質が瞬間風速的な違いとなって、差に見えているかもしれない。 だが30代のいま、同世代の誰だってそれなりの量をこなしてきたわけ

          秋、三十路、思い耽る

          Coffee, Music, Friday afternoon

          Matsuri (twitter)、Asuka Yasunaga (twitter) all photos taken by Naoya Tachibana a.k.a. 柑橘 with PENTAX KP (FA77mmF1.8 limited) Portfolio: Orange Photo Box

          Coffee, Music, Friday afternoon

          Aug16 夏を撮った日

          #100枚で写す夏の日 all photos taken by Naoya Tachibana a.k.a. 柑橘 with Ricoh GR3 and PENTAX KP (FA77mmF1.8 limited and DA35mmF2.8 Macto limited) Portfolio: Orange Photo Box (https://hoppingnaranca.com/)

          Aug16 夏を撮った日

          weekly album Aug10-15

          Aug 16 は別のポストで。 all photos taken by Naoya Tachibana a.k.a. 柑橘 with Ricoh GR3 and PENTAX KP (FA77mmF1.8 limited and DA35mmF2.8 Macto limited)  Portfolio: Orange Photo Box (https://hoppingnaranca.com/)

          weekly album Aug10-15

          weekly album Aug3-9

          all photos taken by Naoya Tachibana a.k.a. 柑橘 with Ricoh GR3 Portfolio: Orange Photo Box (https://hoppingnaranca.com/)

          weekly album Aug3-9

          weekly album Jul 27-Aug 2

          all photos taken by Naoya Tachibana a.k.a. 柑橘 with Ricoh GR3 Portfolio: Orange Photo Box (https://hoppingnaranca.com/)

          weekly album Jul 27-Aug 2

          せめてどこかに

          2年ぶりに、持病が再発気味だ。 外からは「調子がイマイチそう」以上にはわからない。当の本人は回転バット後のような前後不覚が続き、右半分からの刺激に弱く鈍くなっている。 だが私の仕事は、常にではないとは言えリソースを集中して無理をかけることもやむなしな生活が求められることが多い。多くの勤め人と同じだ。 こういう事情を抱えているため、仕事を前へ前へというモードから、とりあえずいまはタスクをこなして、というふうに変えてみる。だがそれではもちろん評価はされない。競争とはそういう

          せめてどこかに

          こども

          19:00 東横線 イヤホンの向こうから、子供の泣く声がする。 母親に連れられ、ドアの前にきたときにはもうぐずっていた。 暗い窓の外を覗き「見えない!電車が見たいのに!」 彼のぐずりはイヤホンの向こうからも聞こえてくる。 言い分はこうだ。 座席に座り、窓の外を見ていたが、暗くて見えない。ドアのほうにきたら、彼の背格好では窓ガラスが高くうまく見えないのでドアを開けろ。 窓に貼られた広告のシールが邪魔で見えないからどけろ。 そしてなんで暗いんだ、もっと明るくして!の3

          掴めるか

          進もうとしているのに、いつまでも同じところにいようとする人はいない。 多少の不透明感には目を瞑って、チャンスを拾っていく。 背負っているものは、関係ないわけじゃないけど、進みたい思いが本当なら、ぜんぶ背負って進んでいくか、思い切って置いていく。 そのスイッチは押してしまえば案外なんてことないのは知っているのに、大事にケースにしまったせいで、ひどく難儀なおこないに感じてしまう。 私はこの機を掴めるか。乗れるか。 言い訳は揃っている。 それを置いていけるか。 そんな羊