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好きという人の声を聴く

ワインの資格を取った。

私にとって、ワインは愛飲する飲み物ではなく、どちらかというと人に提供するもの、売り物だ。その仕事から離れたいま、それですらないのだけど。

ワインエキスパート資格保持者でも、日々テイスティングをして研鑽を継ぐ人や、ワイナリー訪問を繰り返すワインラヴァーは多い。ソムリエ資格保持者も加えると、ワイン業界のいまを伝える人たちは、SNSやネット上に増えたと思う。

そんな中で、私はワインと、何ができるだろうか。

わりと悩んでいた。誰かの二番煎じが嫌っていうのもある。それ以上に、あまり酒が飲めない自分が、愛飲者に勝てないものがあることは自覚していた。柑橘ワインクイズもなかなか難しい(近いうちに再開したいですが

そんな時に聞いた言葉。ワインのことじゃないんだけど。

#星空キャンプtrip で、コーヒー担当を勝手にやっていたとき。これまで、自分で飲むために適当に入れてきたので、人にふるまうとあって、結構慎重に入れて、かなり謙遜してふるまった。

コーヒーについて、私はよく「いやいや、私ぜんぜんプロでも詳しくもなくて、好きで飲んでるだけだから…」と言う。このときも言ってたはず。

そこで、カフェ起業を控えることえさんが言ったひとこと。

プロじゃない、コーヒーが好きな人の意見が大事なんです

ああ、これはコーヒーもワインも同じだなと。

ワインについて、私はプロのほうに一歩入った立場かもしれない(まあ、元プロだが

ワインは奥が深くて、フルボディやライトボディなどの特徴にはじまり、ひとつひとつのワイナリーにはストーリーがある。掘り始めるときりがないくらいで、そこを敬遠する人もいる。
コーヒーも同じで、畑や国について奥深いし、飲み方についても、ドリップスケールを当然のように使う人もいれば、だいたい目分量で済ます愛飲者もいる。

ワインについて詳しくないけど飲むの好き、という人の声を聴いて、難しいことに無理に飛びこまなくてもワインは美味しく飲めるよ、ということを伝える。
詳しくないけどもっと美味しいのが飲みたい、という人の声を聴いて、ああ、じゃあこういう感じ?って返せる。

そういう人になりたいので、今後もそういう声に答えられるようなワインの発信をしていきたいます。自分はコーヒー飲みながら。
具体的にここのワインなどをすすめるのは、飲むエキスパートやソムリエに絶対に及ばないので、そこは譲ります。

あとは、ポートワインはもっと詳しくなりたい(くどい


あ、ワインエキスパート資格のことは年末から書き始めます。

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